中國2位のインターネットショッピングサイトの京東商城（360buy）は春節(jié)（舊正月）期間に、米國証券取引委員會（SEC）にIPO目論見書を提出し、米國上場を計(jì)畫している。資金調(diào)達(dá)額は15億ドルに達(dá)する見通しだ。仮に上場に成功すれば、中國企業(yè)の米國におけるIPO資金調(diào)達(dá)規(guī)模の、過去10數(shù)年間の記録を塗り替えることになる。広州日報(bào)が伝えた。

　◆ECサイト、上場のチャンスを迎える

　京東商城が今年IPOをスタートする理由は、資金面の圧力と急成長するEC市場環(huán)境のためだ。公開されているデータによると、京東商城は2007年以降、約22億ドルの資金を調(diào)達(dá)してきたが、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)でその大半が使用されている。

　IT業(yè)界の専門家である葛甲氏は、「今年は、ECサイトにとって上場の絶好の時(shí)期だ。今年の高成長の時(shí)期を逃せば、今後の時(shí)価総額は大幅に減少する。アリババもそうだ」と指摘した。EC市場の発展から見ると、2003?2011年の間に、中國のオンライン小売業(yè)の規(guī)模は毎年平均120％のペースで急成長した。2015年には規(guī)模が3950億ドルと、2011年の3倍以上に達(dá)すると予想されている。

　京東商城はすでに黒字化を始めているが、これはより重要なことだ。IPO目論見書のデータによると、同社は2011年に12億8400萬元、2012年に17億2900萬元の赤字を計(jì)上していた。2013年第1?3四半期の営業(yè)収入は前年同期比70％増の492億1600萬元に達(dá)し、6300萬元の利益を獲得した（前年同期は14億2400萬元の赤字）。

　◆監(jiān)査業(yè)務(wù)停止のリスクに直面か

　京東商城がIPOの開始を加速したのは、米國の管理政策の不利な影響を回避するためでもある。SECは少し前に四大會計(jì)事務(wù)所の中國部門に対して、米國市場に上場する中國企業(yè)の監(jiān)査業(yè)務(wù)を6カ月停止するよう求めた。同社の監(jiān)査を擔(dān)當(dāng)する事務(wù)所の本部は、上海のPwC中天會計(jì)士事務(wù)所にある。同事務(wù)所は、米國市場に上場する中國企業(yè)の監(jiān)査業(yè)務(wù)を停止させられる可能性がある。SECのこの政策はまだ正式に発効していないため、同社を含む多くの中國企業(yè)がIPOの推進(jìn)を加速しており、この禁令が施行される前に上場を?qū)g現(xiàn)しようとしている。（編集YF）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年2月8日