ミセス?ワタナベとは、投資の世界で使われる用語(yǔ)で、大量の現(xiàn)金を保有する日本の主婦投資家のことを指している。ミセス?ワタナベはこれまで、収益率の高い海外資産に投資して利ざやでもうけてきた。最近また動(dòng)き出す様子をみせ、はるか彼方のブラジルに目を向けている。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。
ある統(tǒng)計(jì)によると、2013年12月、日本銀行(中央銀行)はブラジルレアル債権を3億5千萬(wàn)ドル(約365億円)受託販売することとし、日本で発行される新興市場(chǎng)國(guó)の國(guó)債としては最も量の多いものになった。あるメディアによると、遠(yuǎn)く海を隔てたミセス?ワタナベは劣勢(shì)を挽回しようと奮起し、結(jié)果的に弱々しいブラジル経済を救済したのだという。
ミセス?ワタナベがブラジル債に目を付けたのは、利益を得るのがもちろん目的だが、ここにはブラジル経済が抱える問(wèn)題が反映されてもいる。昨年以來(lái)、中國(guó)などのアジア諸國(guó)の経済成長(zhǎng)の歩みが鈍化した影響で、ブラジルの伝統(tǒng)的な輸出の強(qiáng)みである鉄鉱石や大豆といった大口商品の価格が暴落した。これに加えて米國(guó)が自國(guó)のシェールガス生産を増やしたため、ブラジルからの石油輸入が減少し、ブラジルの対米輸出は60%も減少した。こうした諸々の要因によってレアルの対米ドルレートは一気に下降線をたどり、昨年から累計(jì)13%低下し、ブラジル國(guó)內(nèi)ではインフレ圧力が高まっている。13年4月以降、ブラジルは金利引き上げの周期に入り、ブラジル中央銀行は14年1月15日までに7回の引き上げを行って、基準(zhǔn)金利は10.5%に達(dá)した。
ブラジル経済の不調(diào)によってブラジル國(guó)債の金利が上昇しており、ミセス?ワタナベにチャンスがめぐってきた。日本銀行(中央銀行)が実施した超金融緩和政策を受けて円が大幅に値下がり。ミセス?ワタナベは貯金していても資産が少しも増えないことから、このタイミングを利用して外貨市場(chǎng)でブラジル國(guó)債を買いあさるようになった。円の対レアルレートが下がったら売卻し、利ざやを稼ごうというわけだ。日本とブラジルは相當(dāng)離れており、文化的にも異なるが、高い収益率によって中南米の通貨であるレアルがミセス?ワタナベたちの新しい「人気者」になっている。
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