現(xiàn)代女性にとって、結(jié)婚とはもはや人生に必須の道ではないようだ。日本でもこうした現(xiàn)象が生じている。報道によると、2013年の30歳以下の日本人女性のうち、60%が未婚だ。またこのグループの中には、結(jié)婚しないと決めている人もいるという。広州日報が伝えた。

　伝統(tǒng)に逆らうようなこうした日本人女性の結(jié)婚観は、一日二日で形成されたものではない。弱小グループとしての彼女たちにとって、結(jié)婚しない選択は社會的に大きなプレッシャーを受けることとなる。昨年人気を集めた日本のテレビドラマ「結(jié)婚しない」でも、なぜますます多くの日本人女性が巨大なプレッシャーにも関わらず結(jié)婚しないことを選ぶのかが描かれている。

　第一に、高い教育水準が個人の自立を促進している。若い女性はもはや親の意見や社會の伝統(tǒng)に盲従することはなく、個人の幸せや境遇に基づき選択を行うことができる。ドラマ「結(jié)婚しない」の登場人物の一人、35歳になる田中千春は、典型的な高い教育を受けた女性だ。結(jié)婚相手に希望する條件は単に「三平」（日本で流行している結(jié)婚観で、平均的な年収、平凡な外見、平穏な性格を指す）でしかないが、田中千春はこうした結(jié)婚相手に出會えずにいる。こうした結(jié)婚相手は彼女と「じっくり戀愛する」ことはないからだ。日本式の結(jié)婚にとって、戀愛は現(xiàn)実的な要請ではない。

　第二に、社會制度が健全化しており、結(jié)婚は利益の面で、もはや必要な選択ではなくなっている。結(jié)婚しなくても、年金制度で個人の老後の生活は保証される。田中千春の選択がやむをえないものだとするなら、別の登場人物の女性、桐島春子は忠実な「結(jié)婚しない」信念を持つ人だ。日本では結(jié)婚後、多くの女性が家庭のために仕事を辭めている。成功した造園プランナーである45歳の桐島春子は、仕事のために結(jié)婚しないことを選んだ。

　第三に、結(jié)婚は責任を意味するものだ。不動産価格や物価が上昇する中で、日本の若い男性の多くは結(jié)婚することで高いレベルの生活を放棄することを望まず、相手を探す女性の選択肢を少なくしている。

　実際には、結(jié)婚しないことは出生率の低下や高齢化の拡大といった一連の問題をもたらしている。しかし日本では、結(jié)婚するかどうかは完全に個人の選択であることは認めなければならないだろう。筆者が見るに、こうした多様な選択は人類社會が現(xiàn)代化した結(jié)果だろう?，F(xiàn)代社會の最も素晴らしいところは、より多くの人に獨立した魂と思想を持たせ、自分の意志に基づいて選択できるようにさせ、またその決定の結(jié)果を背負う能力を持たせることにあるのだ。（編集YH）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年1月23日