「新シルクロードを行く」海上シルクロード取材班は4日、インドネシアのジョクジャカルタ市にある「コピ?ルアク(ジャコウネコの糞から採られるコーヒー豆)」の生産販売が體験できる店を訪れた。人民網(wǎng)が報じた。
この貓の糞のコーヒーは、インドネシアに古くから伝わる特産物で、世界でも最も高価なコーヒーのひとつという。正式には「コピ?ルアク」といい、インドネシア語で「コピ」は「コーヒー」、「ルアク」は「ジャコウネコ」を意味する。
同店の店員によると、ジャコウネコは、コーヒーの木の中でも、最も熟した果汁を多く含んだコーヒーの果実を好んで食べるという。コーヒーの果肉はネコの體內(nèi)で消化されるが、硬いコーヒー豆はそのまま體外に排泄される。この消化のプロセスで、コーヒー豆に変化が発生する。排泄されたコーヒー豆は、選別、洗浄、陰干し、消臭、加工焙煎などの過程を経て、「コピ?ルアク」が完成する。このコーヒー豆は、時間が経てば経つほど、香味に濃厚さが増す。
同店の女主人は、「インドネシア人は、コーヒーを淹れるのに、コーヒーメーカーはほとんど使わない。彼らは、コピ?ルアクの粉末に直接お湯を注いで抽出する。ミルクなども入れず、コーヒーそのものの獨特の香りと味わいを楽しむ。このため、コピ?ルアクは、かなり濃厚で、飲み終わったカップの底には、きめ細かな殘りかすが殘る」と説明した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年9月9日
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