米國のキッシンジャー元國務長官のニューヨークのオフィスは漢字や中國畫など「中國要素」に満ちており、書架には中國関連の書籍が多くあり、中國語の本も少なくない。人民日報が伝えた。
習近平國家主席が近く米國を公式訪問する。中米両國関係にとって重大な歴史的出來事になるのは間違いない。近年習主席と繰り返し會ってきたキッシンジャー氏は「私は習主席と繰り返し話を交わした。習主席には決斷力があり、豊富な人生経験がある。最も傑出した中國指導者の1人だ」と述べた。
キッシンジャー氏はすでに今年4月「習主席の公式訪米を前に、中米両國の指導者は相互協(xié)力を一層強化することの重要性をすでに認識している」と指摘した。習主席訪米への期待については「中米両國は大國だ。中米両國にとって最も重要なのは政策の策定を?qū)澚ⅳ扦悉胜瘉I國協(xié)力の必要性に基づかせ、この結(jié)論によって具體的問題を処理することだ。雙方の協(xié)力進展を希望する」と述べた。
また「私とオバマ大統(tǒng)領は同じ黨派ではないが、オバマ大統(tǒng)領の対中協(xié)力への努力を強く支持する」と述べた。
キッシンジャー博士は中米関係の創(chuàng)始に重大な歴史的貢獻を果たし、中米関係の困難に満ちた発展の過程を目撃してきた。中米関係の発展の過程における溝のコントロールについて、キッシンジャー氏はやはり「協(xié)力」がキーワードだと指摘。「雙方が協(xié)力しなければ、多くのことは成就しない。中國や米國だけでは解決できない問題がある。例えば気候、環(huán)境、核不拡散、大量破壊兵器に拡散防止、サイバーセキュリティー問題などだ。これらはいずれも雙方の協(xié)力が必要な議題だ。習主席の訪米がこうした問題の解決プロセスを推進し、會談を通じて重要な成果を挙げることを希望する」と述べた。
今年は世界反ファシズム戦爭ならびに抗日戦爭勝利70周年だ。習主席はニューヨークで國連創(chuàng)設70周年記念行事にも出席する。キッシンジャー氏は「第2次大戦中、私は米兵として歐州に派遣された。最初に英國、次にフランス、ベルギー、ドイツへ派遣された。私の兄弟も太平洋の戦場へ派遣され、沖縄と韓國へ行った。私の家族には戦爭體験がある。だから私の考えは一貫して、中米は協(xié)力して世界平和を維持すべき、特にアジア地域で中米は協(xié)力して平和を維持すべきだというものだ」と述べた。
キッシンジャー氏はインタビュー後「習主席の訪問が世界平和に重大な貢獻を果たすことを期待している」との言葉を人民日報の読者に寄せた。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月14日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386