紹興酒を味わい、かぼちゃの月餅を食す。中國系の名コックを助っ人として要請し、米國ホワイトハウスは中國の習近平國家主席のために、たくさんの「中國の要素」を加えた公式晩餐會を用意した。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
現(xiàn)在、公式訪米中の習主席と彭夫人は9月25日夜、米國オバマ大統(tǒng)領(lǐng)とミシェル夫人主催の歓迎晩餐會に出席する。
ホワイトハウスのファーストレディオフィスは24日、今回の公式晩餐會はイーストウィングで開催し、招待客數(shù)は約200人と発表した。また同日、晩餐會のメニューを公開した。
今回の公式晩餐會は野生のマッシュルームと黒トリュフのスープに紹興酒で乾杯し、一皿目はメイン州のロブスターと腸粉、メイン料理はコロラド州の羊肉を使ったクリームコロッケニンニク風味という。ホワイトハウスはデザートにかぼちゃ月餅、メープルシロップのチョコレート、アップルパイを含めた5品のデザートを用意した。酒は紹興酒のほか、2014年のヴィオニエの白ワインと2012年のメルローの赤ワインとなっている。
今回の公式晩餐會の準備のため、ホワイトハウスは中國系の名コック、アニータ?ロウ氏を特別に要請した。彼女とホワイトハウスのメインコックであるクリス?コマフォード氏、ホワイトハウスのチーフパティシエであるスージー?モリソン氏が共同で「秋の収穫」をインスピレーションにメニューを作成した。
コマフォード氏は24日、メディアに対し「メニューは今回の公式晩餐會用に特別にデザインしたもので、今まで一度も公式晩餐會のテーブルに乗ったことがないものです」と語り「準備と製作の過程で最も難しかったのは料理を招待客の前に完璧な形で出すことで、溫度、見た目、味わいすべてがとても重要」だという。
また彼女は 「私達はおよそ45分間で約800皿の様々な料理を出さなければならないが、容易なことではありません。それぞれの料理を最も完璧な形で出せるよう、時間を綿密に計算しなければなりません」と話す。
デザートのデザインと製作を擔當するモリソン氏は「中國の國家元首の公式晩餐會のデザートを製作することを知ってから、ずっとどのように中國の要素を取り入れるか考えていました。のちに、中國の中秋節(jié)(舊暦8月15日)を迎える時は中國人は月餅を食べる伝統(tǒng)があることを知りました。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)はかぼちゃが好きなので、かぼちゃ月餅を製作することに決めました」と語った。
會場でこのかぼちゃ月餅を見てみると、中國式の月餅と全く違い、クッキーのような形をしていて上の面にかぼちゃの餡を施していた。
テーブルセッティングの面では、ピンクのテーブルクロスを使用し、テーブルの上には薔薇の花が飾ってある。ホワイトハウスの関係者は「バラは公式晩餐會のシンボルであり、米中2國間の友好と相互尊重を表している」という。
ホワイトハウスはグラミー賞を獲得した米國の流行歌手、ニーヨ氏を招き、晩餐會の宴席で歌唱する。(編集JK)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月25日
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