9月4日21時30分、杭州市西湖岳湖風景區(qū)で、20カ國の首脳が集まる杭州サミット開催を祝して、屋外大型水上屋外交響音楽會「一番の思い出は杭州」が上演された。新華網と人民日報が共同で伝えた。
同イベントでは中國の四大民間説話である「梁山伯と祝英臺」や「白蛇伝」といった幻想的なストーリーが水面で演じられた。これらのストーリーは中國文化の真髄であり、人類共通の美しい感情が描かれている。友あり遠方より來る、また楽しからずやと「論語」でもいうように、西湖の美しい水面で上演された「遠方のストーリー」チャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」をさらに美しく際立たせ、西湖の斷橋がG20杭州サミットのシンボルマークに変わった。そして「歓喜の歌」で盛り上がりはピークに達し、激しく巻き起こる銭塘江の海嘯の中に、光り輝くG20のシンボルマークが輝きを放った。
「AULD LANG SYNE」(オールド?ラング?ライン)の曲とともに、華々しく花火が上空に打ち上げられた。その場にいた各國の來賓は拍手喝采し、國際通貨基金(IMF)専務理事のラガルド氏、ドイツ首相のメルケル氏らは思わず攜帯電話を取り出して撮影し、この美しい思い出を記録していた。
この幻想的なパフォーマンスはどのように行われたのだろうか?演出を手がけたスタッフによると、舞臺用ライトは晝間のうちに西湖の水中に沈めておき、夜に上演する際に船で引き上げたということだ。幾筋もの光の束が集まってから四方へ散り、湖岸の木々や遠くの山々が無數の光で照らされ、四季折々の木々の様子を次々と映し出していた。
中國の有名映畫監(jiān)督である張蕓謀氏は、「今回のプロジェクトの重要さは2008年北京五輪開幕式に勝るとも劣らない。1年ほど前から、『印象?西湖』の屋外演出を改編して、「一番の思い出は杭州」」交響音楽會を製作してきた。50分間という時間でいかに世界的な言語を取り入れて外國人ゲストにこのパフォーマンスを理解してもらい、感情の共鳴を産み、西湖文化の奧深さを感じてもらうかということが重要で、難易度の高いプロジェクトとなった。全ての団體が力を結集させ、西湖の要素、杭州の特色、江南地域の趣、中國の風格、世界共通の大きな目的などを精一杯表現した。このパフォーマンスが各國の首脳にとって、美しい中國文化の印象として感じてくれることを願っている」と語った。(編集YK)
「人民網日本語版」2016年9月5日
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