南昌市の南郊にある八大山人記念館?,F(xiàn)在は同記念館を取り込んだ形での「花博園」という花の博覧會會場予定地が建設(shè)中だ。來年4月10日の開園を目指し、現(xiàn)在急ピッチで工事が進(jìn)められている。このプロジェクトを通じて、同市は同記念館の5Aレベル景勝區(qū)へのグレードアップを目指している。
池に囲まれた緑豊かな同記念館は、明の太祖朱元璋の子孫で、著名な書畫家である八大山人の故居と隣接した美術(shù)館からなる。故居である青雲(yún)譜古建は一歩足を踏み入れると、靜謐な空気が漂い、八大山人が得意とする寫実的な水墨畫の世界に入り込んだかのようだ。彼の伝統(tǒng)に固執(zhí)しない大膽な畫風(fēng)は斉白石など後世の畫家たちにも大きな影響を與えた。故居には複製のみの展示となっているが、隣接した美術(shù)館は現(xiàn)存する約80點以上の作品を収蔵し、定期的に作品を入れ替えた形で展示されている。
明太祖の子孫でありながら、清朝の臺頭によって官吏の夢を斷たれた八大山人の作品からは様々な心の葛藤が見え隠れしている。動物や魚の目をわざと「白眼」で描くことで「拒絶」を表したり、號である「八大山人」の署名の字が泣いたり、笑ったりしているなど。こうした知識を踏まえた上でその作品を鑑賞するのもまた一興。
各國の記者たちも「政治に対する考えなどが作品に込められていて面白い」とガイドの説明を熱心に聞いていた。
「海外メディアが見る江西2016」は、中共江西省委員會宣伝部、人民日報人民網(wǎng)、江西省観光発展委員會、江西省外事僑務(wù)弁公室が共催するオムニメディア取材活動。今年はプレンサ?ラティーナ、メキシコテレビ局テレビサ、Holachina、通信社ルサ、PRニュースワイヤー、フォーブス誌、韓國中央日報、韓國ソウル新聞といった海外メデイアをはじめ、中國中央テレビ、人民日報海外版、人民網(wǎng)、中國網(wǎng)、環(huán)球時報等中國メディアを含む國內(nèi)外の記者約40名が集った。11月28日から12月3日までの日程で、英語やロシア語、アラビア語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語、日本語、韓國語、中國語など多言語で同省の観光名所を世界に向けて紹介していく。(文:玄番登史江)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年11月30日
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