11月30日、陝西省西安市友誼路に店を構(gòu)える1軒のカフェの店內(nèi)に目を疑うような光景があった。それは、階段の隅にある3階建てほどの高さ6メートル、直徑2メートル以上の円柱の「本の井戸」だ。それを一目見ようと、多くの市民がカフェにやってきた。実は、この「本の井戸」は1本の塔になっており、塔の底の部分には1メートルほどの高さの半円型の扉がついており、中に入ることが可能だ。中國日報が伝えた。
この「本の井戸」は、店主が重さ約4トンに相當(dāng)する1萬冊以上の本を積み上げて作ったもの。彼女の経営するこのカフェは子供の成長をずっと見守ってきた。彼女がカフェを開こうと考えていた時、ちょうど彼女の子供は中學(xué)に進(jìn)學(xué)したばかりだった。彼女の子供は當(dāng)時、成績や成長においての葛藤に苦しんでいたが、彼女は保護(hù)者として、うまく良い方向に導(dǎo)いてあげることはできなかった。子供たちは塾や習(xí)い事などの様々なことに毎日拘束されている。學(xué)校の橫に店を構(gòu)えた目的は、子供が通學(xué)しやすいようにするためであり、保護(hù)者たちに癒しと交流の場を與えるためだ。しかし、今彼女は保護(hù)者たちに子供と外へ出かけて、子供の見聞を広めてあげてほしいと強(qiáng)く願っている。子供たちを教科書や本の中に閉じ込めないでというメッセージがこの「本の井戸」には込められている。(編集TK)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年12月5日
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