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2017年9月8日  
 

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中國人記者が日本の「走る高級レストラン」を體験

人民網(wǎng)日本語版 2017年03月30日10:08

「52席の至福」の先頭列車列車の乗務(wù)員たち鉄道を走る「52席の至?!?/b>キッチン車両。全ての料理がここで作られる。乗務(wù)員は料理を運んでくる時はいつも笑顔で、詳しい説明もしてくれる。「52席の至?!工扦筏嫟啶长趣扦胜は薅ēΕ%攻`2017年春のブランチホテルのトイレと同じくらい清潔感漂うトイレ通過する各駅では、駅員たちが手を振って感謝の意を示してくれる。
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高速列車が鉄道貨物運輸や旅客運搬業(yè)務(wù)の主力となりつつあるが、低速列車にはまだ需要があるのだろうか?運輸?運搬のほかに、列車はほかの機能を発揮できるのだろうか?日本はどのように低速列車を「金の成る木」へと変身させているのだろう?筆者は最近、西武鉄道初のレストラン列車「52席の至?!工蝮w験した。國際在線が報じた。

「52席の至福」は、西武鉄道が2016年4月から運行を開始したレストラン列車。春、夏、秋、冬をテーマにした4両1編成で、その名の通り定員 52 人。車両の一つは多目的車両でもう一つはキッチン車両。もう2つが客席車両で、それぞれ定員は26人ずつ。車両の外裝には四季がテーマの塗裝がほどこされ、內(nèi)裝はオープンダイニングだ。

「52席の至?!工瓮\囻kは東京の池袋、新宿、埼玉県の秩父の3駅。ブランチコースは東京から秩父に向かって出発し、ディナーコースは秩父から東京に戻るというパターンだ。新宿から秩父までの直線距離はわずか77キロであるものの、「52席の至?!工芜\行時間は約3時間。その間に乗客は、アミューズ、前菜、スープ、メイン、デザート、コーヒーのフレンチフルコースを楽しむことができる。また、車內(nèi)では、外の美しい風(fēng)景を見逃すことがないようにという車內(nèi)放送も時々流れる。

乗客に至福の時間を存分に楽しんでもらおうと、通過する駅では駅員や車掌たちが待ち構(gòu)え、手や旗を振ってくれたり、「旅するレストラン『52席の至?!护摔磥\車ありがとうございます」と書かれた大きなポスターが掲げられたりしている。西武鉄道の田口文雄広報課長によると、「52席の至?!工咸厥猡柿熊嚖?、ぜいたくな気分や限られた人しか乗れない優(yōu)越感を乗客に感じてもらうというのが當(dāng)初からの目的。そのため、外が暗くなってからもできるだけ駅員に通過駅に立ってもらい、感謝の気持ちを伝えているという。実際に筆者が乗った時には、3駅しかないものの、他の一般列車にレーンを譲るために、何度も駅に入ってからしばらく停車していた。しかし、田口課長は、「他の人がバタバタと列車に乗ったり降りたりしている時に、この列車の乗客はゆったりと食事をし、羨望の眼差しの的となる。心理的に大きな満足感を感じることができる」と、「想定內(nèi)」であることを語っている。

現(xiàn)在、「52席の至福」は週末限定で、ブランチは1萬円、ディナーは1萬5000円。リピーターを呼び込むために、メニューは3ヶ月に1回変えている。それに合わせて、予約も3ヶ月分ごと販売される。春や秋など旅行シーズンになると、オンライン予約はすぐにいっぱいになるという。利用者は中年から高齢の夫婦が多く、海外から來た鉄道ファンもいるという。

「52席の至福」は、西武鉄道と秩父市が共同で開発したプロジェクト。秩父市は人気観光地ではないため、その経済に活気を注入しようと、市が西武鉄道と積極的に交渉し、「52席の至?!工蜷_通させた。車內(nèi)では秩父市の観光動畫がずっと流されている。一人でも多くの乗客を呼び込もうと、同市は最近駅を改修し、さらに駅前に「西武秩父駅前溫泉 祭の湯」を建設(shè)。駅は4月にリニューアルオープンする。

明治維新から戦後の高度経済成長期に至るまで、近代史上の日本の経済や社會の飛躍的発展は鉄道の建設(shè)と密接に関係してきた。そして、日本人は鉄道や列車に対して特別な思いを抱いている。今でも、新幹線の開通は、その都市や街では一大事となり、駅を中心とした商業(yè)センターの建設(shè)や観光客の到來が地方経済に活気を注入している。

また、少子化や人口が大都市に密集しているのを背景に、日本の多くの地方では鉄道の利用者が減少するという問題に直面している。廃止になる路線や廃駅ができるだけ出ないように、日本各地の鉄道會社は近年、「観光列車」を大々的に打ち出しており、「52席の至福」はその代表例と言える。観光列車と普通列車の最大の違いは、前者の乗客の主な目的がその「おもてなし」や車窓から見える美しい景色を楽しむためである點だ。そのような乗客にとって一つの都市から一つの都市へと移動するというのは重要な目的ではない。乗客に旅を存分に楽しんでもらおうと、観光列車のスピードは通常60キロ以下と、車より遅い。ある統(tǒng)計では、現(xiàn)在日本には観光列車が少なくとも34種類あり、薬膳料理を食べながら旅ができる列車やワインを楽しめる列車、走る美術(shù)館、豪華スイーツが楽しめる列車、壽司が提供される列車、溫かいおでんを食べながらお酒が楽しめる列車などバラエティに富んでいる。

最近、日本の多くの鉄道會社が豪華寢臺列車も打ち出している。列車は改裝され、乗客は豪華な洋式の部屋や落ち著いた雰囲気の漂う和式の部屋に宿泊できるほか、特別に設(shè)置されたガラスの天窓から星空を眺めることができるプランもある。しかし、「豪華」というだけあって、値段も張り、安いプランでも1泊10數(shù)萬円、中には1泊125萬円というプランもある。それでも、乗客數(shù)が限られている観光列車は、「限定版」の好きな日本人に大人気。運行中の観光列車全てが満員御禮の狀態(tài)になっている。日本人の「列車経済」の開発は現(xiàn)在進行形なのだ。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月30日

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