「中國のカンフー」は神秘的なイメージにあふれており、多くの外國人を魅了している。スロバキア人の馬力安さん(中國名)もその一人だ。中國新聞網が伝えた。
1985年生まれの馬さんはカンフーに大いに魅了され、5000キロも離れた母國から中國に武術の習得にやって來た。馬さんは流暢な中國語を話し、中國武術の理解をさらに深めるために、河南省の少林寺や湖北省の武當山へ學びに訪れたことがあるが、彼は多くの達人は実は一般社會の中でひっそりと暮らしているということを知ったのだという。1995年、馬さんはふるさとで武術を學び始め、空手やベトナム拳法などを學んだ。中國武術へのあこがれから、馬さんは2003年より本格的に中國武術を學び始め、現(xiàn)在では中國武術6段の実力にまでなった。
中國武術を広めるため、馬さんは卒業(yè)後に帰國し、無極拳ヨーロッパ文武センターを開設。4年間で大きな成果を得たばかりでなく、さらに無極中華武道館を開設し、遼寧中醫(yī)薬大學とスロバキア醫(yī)科大學に協(xié)力し、スロバキアに初の中國醫(yī)學孔子課堂を開設した。馬さんは2016年に再び中國に渡り、大連で外國語教師として働いた。2017年にはその仕事を辭め、北京で武術館のトレーナーとして働いている。
馬さんは毎日、仕事以外の空いた時間に仲間と武術の腕を磨いているという。馬さんは、「日ごろの鍛錬の積み重ねが武術の理解につながり、自分をさらに強くしてくれている」と語った。
また馬さんは時間を見つけては、公園で武術の公開授業(yè)もしている。馬さんの生徒にはさまざまな國から來た留學生や中國で働く社會人がおり、授業(yè)はほぼ無償で行っているのだという。馬さんは、「武術を習いたい人に教えてあげたい。中國の伝統(tǒng)武術を多くの人に伝え、伝統(tǒng)武術に対する理解を深めてもらいたい。伝統(tǒng)武術は體を鍛えるだけでなく、精神の鍛錬もできるというのが最も重要な點だ」と武術に対する思いを語った。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年5月8日
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