北京で暮らして何年か経つ人なら、「今年の冬は、青空が多かった」と感じるに違いない。
データもこうした感覚を裏付ける。北京市環(huán)境保護(hù)局が発表したデータをみると、今年1月には北京の微小粒子狀物質(zhì)(PM2.5)の平均濃度は1立方メートルあたり34マイクロメートルで、過(guò)去最低を記録した。2013年は90マイクロメートルだった。同月は大気の重度汚染の日はゼロで、5年ぶりに秋冬を通じて重度汚染がない月になり、優(yōu)良の日が80.6%を占めた。17年の通年のデータをみると、優(yōu)良が226日で13年より50日多く、重度汚染は23日で同35日少なかった。うち第4四半期には重度汚染の発生プロセスは4回、重度汚染は5日にとどまり、過(guò)去2年間の水準(zhǔn)を大幅に下回った。
北京は13年に「2013年から2017年にかけてのクリーン大気行動(dòng)計(jì)畫」を発表し、石炭燃焼の抑制削減、自動(dòng)車の利用抑制とガソリンの使用削減、汚染対策と汚染物質(zhì)の排出削減、塵埃のクリーン化など汚染物質(zhì)排出削減の8つの取り組みを重點(diǎn)的に実施してきた。17年には極めて速いペースと力強(qiáng)い取り組みによって大気汚染対策を推進(jìn)し、全國(guó)700村でクリーンエネルギーへの改良を進(jìn)め、対象は約30萬(wàn)世帯に上り、汚染物質(zhì)の排出量が多い古い自動(dòng)車30萬(wàn)臺(tái)を廃車にし、汚染物質(zhì)を無(wú)計(jì)畫に排出する小規(guī)模企業(yè)2千社あまりを撤退させた。
クリーンエネルギーを石炭燃焼に代替する措置が庶民に実質(zhì)的な恩恵をもたらした。北京市海淀區(qū)の農(nóng)村では「石炭から天然ガスへ」プロジェクトの完了後、村民から「(天然ガスはこれまでの)自然循環(huán)型暖房システムより便利。これまで冬に利用していた石炭を燃やす裝置は、石炭を運(yùn)んで來(lái)て灰を運(yùn)び出さなければならず、家の中も通りもあちこち汚れて大変だった。今は天然ガスで暖を取るので、運(yùn)搬の面倒くささもないし、非常にクリーンだ」といった聲が聞かれた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年3月3日
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