北京第二外國語學(xué)院で29日午後、第37回演劇大會が行われた。今年は昨年と異なり、11クラスの中から予選を勝ち抜いた6クラスの発表となり、よりレベルの高い、熱のこもった演技が披露された。演劇大會には、同學(xué)院の計金標(biāo)學(xué)長や邱鳴副學(xué)長、在中國日本國大使館の藤岡謙一教育參事官、日本語教育の権威である徐一平日本語研究會名譽(yù)會長や教育部大學(xué)外國語?外國文學(xué)類教育指導(dǎo)委員委員會日本語分委員會の修剛主任のほか、協(xié)賛する北京イオンの椎名孝雄董事総経理らが出席した。人民網(wǎng)が伝えた。
開幕の挨拶をした計金標(biāo)學(xué)長は、「今年は中日和平友好條約締結(jié)40周年であるだけでなく、同學(xué)院の創(chuàng)立と中日國交正?;摔堡胱畲螭喂赫撙扦ⅳ胫芏鱽砭t理の生誕120周年にあたる。また近年、王毅國務(wù)委員兼外交部長(外相)を始めとする同學(xué)院卒業(yè)生の各分野における中日友好への貢獻(xiàn)も目覚ましい。こうした節(jié)目の年に、中日友好の人士を輩出する同學(xué)院で行われる演劇大會は非常に意義のある活動だ」と述べ、続いて挨拶した藤岡教育參事官も、「日中関係を?qū)恧摔铯郡臧k展させていくためには、日中両國の若者の相互理解が大変重要」と強(qiáng)調(diào)。また、椎名董事総経理は、「日中友好促進(jìn)をリードする人材育成に寄與し、日本語教育の成果と実踐能力が試される機(jī)會を提供する貴重な大會」と評価した。
今年の大會では芥川龍之介の「地獄変」や「杜子春」、夏目漱石の「心」といった日本近代文學(xué)の名作から、中國の名作古典「西遊記」の中の「白骨夫人」、20世紀(jì)アメリカ文學(xué)の代表作ともいわれている「グレートギャツビー」、そしてドラマ「世にも奇妙な物語」の中の「相席の戀人」とバラエティに富んだラインナップとなった。
予選を勝ち抜いたクラスということもあり、その衣裝から腳本、演技に至るまで、完成度の高いパフォーマンスが披露された。なかでも1等賞と最優(yōu)秀女優(yōu)賞、イオン特別賞を総なめにした「杜子春」は、主役の李睿苗さんのセリフ回しや表現(xiàn)豊かな演技力が審査員から高い評価を得た。また、こうした主役たちの頑張りだけでなく、「心」のK役や、「杜子春」の仙人役、「白骨夫人」で三蔵法師の唱える?yún)馕膜摔猡坤啶筏鄬O悟空など、脇役の熱演も光り、審査員の一人である徐氏からは、「今後は是非、助演賞も設(shè)けてほしい」というコメントが出たほどだ。
6クラスによる演劇の他にも、在學(xué)生による踴りや歌が披露されたほか、中日和平友好條約締結(jié)40周年を記念し、特別に作成され、朗々とした中國のナレーションが添えられた映像作品「中日友好の記憶」では、周恩來総理と田中角栄首相らが盡力した國交正常化までの歩みを紹介しており、會場の人々は、しばし過去から現(xiàn)在に至るまでの、中日友好の長い道のりに思いを馳せていた。(文:玄番登史江)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月31日
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