人々の間では「琉球館」とも呼ばれている柔遠(yuǎn)驛は福建省福州市臺江區(qū)にある省級文化財保護(hù)機関。同施設(shè)は明代の成化8年(1472年)に建設(shè)され、清代の康熙6年(1667年)に再建された。福建省における「海上シルクロード」と中國?琉球の友好的な往來の歴史の証ともいえる建物だ。ここ數(shù)年、同施設(shè)は再建?修復(fù)作業(yè)を経て、福州の対外友好関係史博物館という位置づけになり、一般向けに無料開放されている。新華網(wǎng)が伝えた。
明代初期、中國と琉球王國は宗屬関係を結(jié)び、福州市は琉球王國との朝貢貿(mào)易の重要な港となり、福州市を代表とする福建文化は琉球王國に大きな影響を與えた。琉球王國からの使節(jié)が福州に到著すると、まず柔遠(yuǎn)驛にしばらく宿泊し、都に行って中國の皇帝に謁見するというのが一般的だった。柔遠(yuǎn)驛の名前には「遠(yuǎn)方から來た客人を手厚くもてなし、朝廷による懐柔政策の極意を示す」という意味がある。そして主に琉球人が住んでいたことから柔遠(yuǎn)驛は「琉球館」とも呼ばれるようになった。(編集YK)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年6月26日
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