中國が自主開発した大型水陸両用機(jī)のAG600「鯤竜」が20日、湖北省荊門市の◆河空港(◆はさんずいに章)で初の水上飛行に成功した。新華社が伝えた。
これにより中國の大型機(jī)はついに「天に上り、海に入る」という一歩を踏み出し、航空強(qiáng)國としての輪郭を次第にはっきりさせてきている。
AG600チーフデザイナーの黃領(lǐng)才氏は、「鯤竜は世界で研究中されているなかで最大規(guī)模の水陸両用機(jī)だ。鯤竜は昨年末に広東省珠海市で陸上初飛行に無事成功したが、初の水上飛行?離著陸の試練を乗り越えなければ、水陸両用機(jī)とは言えない」と説明した。
「報(bào)告、AG600が初の水上飛行任務(wù)に成功」という初飛行の乗務(wù)員からの短く力強(qiáng)い報(bào)告により、初飛行の現(xiàn)場は歓喜の聲に沸き返った。
航空工業(yè)通飛珠?;鼐t経理でAG600プロジェクト副総指揮の趙靜波氏は、「初の水上飛行は極めて順調(diào)で、観測データと理論計(jì)算狀況がほぼ一致した。これは鯤竜が完全に水上離著陸能力を備え、泳ぐ航空機(jī)から飛ぶ船になったことを意味する」と述べた。
中國航空工業(yè)集団有限公司の譚瑞松會(huì)長は、「AG600は今回、水上離陸と空中飛行、水上著陸の能力を検証した。水上初飛行という重大な節(jié)目となる試験を無事に終え、開発の確かな一歩を再び踏み出した」と述べた。
■大型機(jī)が示す、中國航空産業(yè)の新たな動(dòng)向
「運(yùn)20」は國境地帯で極限に挑む試験を行い、C919はテスト飛行を繰り返し、一日も早く飛行許可を得ようとしている。AG600による初の水上飛行の成功により、中國は引き続き國産大型機(jī)研究開発の道を著実に歩んでいる。
航空エンジン専門家で中國工程院院士の劉大響氏はかつて、航空強(qiáng)國と比べると、中國の弱點(diǎn)は航空エンジンだと指摘したことがある。中國の航空機(jī)が力強(qiáng)い「中國の心臓」を持つためには、航空エンジンやアビオニクス、高級(jí)材料などのコア技術(shù)の大きな進(jìn)展が必要となる。
AG600に取り付けられた4臺(tái)のエンジンは、國産の渦槳6エンジンだ。中國の航空エンジンは、「使える」から「使いやすい」に向かい邁進(jìn)している。
中國工業(yè)?情報(bào)化部(省)の苗圩部長は、「ARJ21からスタートし、現(xiàn)在のC919やAG600などの航空機(jī)の開発に至ったが、これは中國の民間航空産業(yè)が新時(shí)代に新たなスタートラインに立ち、新たな進(jìn)歩を?qū)g現(xiàn)したことを象徴している。中國の民間航空産業(yè)の発展は、ハイウェイへと歩みを進(jìn)めている。國全體の製造業(yè)の構(gòu)造調(diào)整、モデルチェンジ?アップグレードを力強(qiáng)く促していくことになる」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年10月22日
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