李克強(qiáng)総理とトゥスクEU大統(tǒng)領(lǐng)、ユンケル歐州委員長は9日、第21回中國EU首脳會議を行った。會議後、雙方は共同聲明を発表した。これは中國EU首脳會議が前向きな成果を得て、かなりの共通認(rèn)識を形成したことを十分に物語っており、平和?成長?改革?文明という中國EUの4大パートナーシップの深化に資する。「合意できない」という一部外國メディアの予言は自壊した。（文：丁純?復(fù)旦大學(xué)歐州問題研究センター/中國歐州人的?文化的交流研究センター主任、EU「ジャン?モネ」講座教授。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載）

中國EU共同聲明は雙方にとって有利だ。李総理は「この共同聲明は一般的な姿勢表明的文書ではなく、中國とEUの次の段階における共同努力の方向性を明確にした、豊富な內(nèi)容と実り豊かな成果を持つ文書だ」と述べた。トゥスク大統(tǒng)領(lǐng)は「共同聲明をまとめられたことは、われわれ雙方にとって勝利だ」と述べた。ユンケル委員長は「われわれは中國を信頼しており、中國との関係に自信を持っている」と述べた。

この共同聲明の重要性は、様々な観點から見ることができる。

第1に、従來の取り組みを引き継ぎ未來を切り開く。今回の會議は李総理、トゥスク大統(tǒng)領(lǐng)、ユンケル委員長が共同議長を務(wù)める5回目の中國EU首脳會議であり、現(xiàn)在の歐州理事會と歐州委員會の任期中最後の中國EU首脳會議でもあった。この會議において雙方が共同聲明をまとめ、発表したことに、従來の取り組みを引き継ぎ未來を切り開く意味と象徴的価値があることは間違いない。EUにとって対中関係、特に意見の相違をどう取り扱うかは避けて通れぬ問題だ。戦略的視點から小異を殘して大同につき、実務(wù)的な対話と協(xié)議を行うことを選択するのか、それとも憎み合い、対抗することを選択するのかは、中國EU関係の今後の行方に関わり、中國とEU、さらには世界の人々の幸福に関わる。今回「50數(shù)時間の卓越した交渉」を経て合意した共同聲明は、次期EU機(jī)関に比較的余裕のある雰囲気と前向きな中國EU関係を殘した。共同聲明は雙方の戦略的協(xié)力の深化という強(qiáng)い意向と意見の相違を解決する前向きな姿勢も明らかにした。これは稱賛に値する。

第2に、実務(wù)的、具體的。共同聲明は包括的、具體的、実務(wù)的で、展望性を備え、今後一定期間の中國とEUの関係及び戦略的協(xié)力のタスクマップ及びタイムテーブルであると言える。今回の共同聲明には際立った特徴がいくつかある。第1に、中國EU雙方の戦略的協(xié)力の著実な深化という強(qiáng)い意向及び関係する問題についての高度の共通認(rèn)識を體現(xiàn)した。第2に、包括的、具體的、実務(wù)的。聲明は中國EU関係、グローバルな試練とガバナンス、外交と安全保障政策など雙方関係及び國際問題などを盛り込み、5Gから人的?文化的交流まで雙方の注目する24項目を列記し、各自の立場と共通認(rèn)識を全面的に明らかにした。第3に、具體的事項について、具體的目標(biāo)、タイムテーブル、路線図、実行の制度と枠組を示しており、実現(xiàn)性が高い。第4に、2020年以降の協(xié)力関係を強(qiáng)固にすることにも著眼し、計畫を立てた。

第3に、雄壯な志。中國EU雙方は小異を殘して大同についた。特に中國側(cè)はEU側(cè)の懸念に積極的に応じ、対外開放を堅持し、EUとの包括的な戦略的パートナーシップを?qū)g務(wù)的に推進(jìn)するとの前向きな姿勢と雄壯な志を示した。中國EU投資協(xié)定、市場參入許可の具體的改善、政府調(diào)達(dá)、地理的表示協(xié)定、中國の「一帯一路」イニシアティブとEUのユーラシア?コネクティビティ戦略の連攜、人権問題など、EUが近年焦慮し、憂慮し、執(zhí)拗に表明してきた懸念のいずれに対しても、聲明は中國側(cè)の積極的な対応と約束を示した。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年4月11日