國連安保理は21日、中東情勢とパレスチナ問題に関する公開討論を行った。中國の張軍國連大使は「パレスチナ問題が公正で理にかなった解決を得られなければ、中東の恒久的な平和と安全は語りようもない」と述べた。中國新聞社が伝えた。
張大使は「現(xiàn)在ガザ地區(qū)では衝突と対抗が絶えず、関係國が暴力行為と扇動的発言を繰り返しており、入植地の建設(shè)とパレスチナ人の住宅を取り壊して撤去する行動が依然続いているうえ、その範(fàn)囲と規(guī)模が多少拡大している。パレスチナの被占領(lǐng)地では人道上の危機(jī)が深刻で、中東和平プロセスは正しい道からかけ離れている。中國側(cè)はこれを深く憂慮している」と表明。
「『二國家構(gòu)想』という総目標(biāo)を引き続き堅(jiān)持すべきだ。二國家構(gòu)想はパレスチナ?イスラエル問題を解決する唯一の正しい道だ。國際社會、特に中東に重要な影響力を持つ各國は共に努力して、『中東包括和平案』『土地と平和の交換』の原則及び関係する安保理決議を基礎(chǔ)として堅(jiān)持し、パレスチナとイスラエルの平等な交渉を通じた衝突解消を後押しするべきだ」と述べた。
張大使はまた「引き続き対話?交渉と政治協(xié)議を促進(jìn)するべきだ。パレスチナ問題は政治的ルートを通じてのみ解決できる。暴力で暴力を制すことや、武力による相互威嚇は行き詰る。中國側(cè)は関係國に対して、向き合って進(jìn)み、軍事行動を停止し、扇動的発言を止め、中東和平プロセスの基礎(chǔ)をしっかりと維持し、対話再開に資する環(huán)境を創(chuàng)るよう促す」と表明。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年1月22日