「米國(guó)は米中関係にとって在ヒューストン総領(lǐng)事館の持つ歴史的意義を考えて、これを非難ゲームのスケープゴートとして利用した」「在米國(guó)中國(guó)大使館が在ヒューストン総領(lǐng)事館の業(yè)務(wù)をしばらく代行する」「外交の相互主義に従い、27日午前に在成都米國(guó)総領(lǐng)事館も閉鎖される」。米側(cè)が一方的にもめ事を引き起こして在ヒューストン中國(guó)総領(lǐng)事館を閉鎖させた後、中米両國(guó)の公館の「運(yùn)命」が連日殊の外注目されている。中國(guó)のある學(xué)者は、米側(cè)が中國(guó)の在米公館に圧力を加えることは以前からよくあったが、今回閉鎖を要求したことは性質(zhì)が全く異なると指摘。米國(guó)のメディアは、総領(lǐng)事館の相互閉鎖という事態(tài)によって、中米という両経済大國(guó)間の関係が近年「憂慮すべき段階」にまで悪化したことを示しているとした。將來(lái)の中米関係が悲観的か楽観的かに関わらず、両國(guó)の公館は真に最前線の陣地と化している。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

■領(lǐng)事館の減少が意味するものとは？

中米の今回の政治的衝突は各々の在外機(jī)関まで巻き込み、國(guó)際的に特に注目を集めている。ニュース専門局ロシア?トゥデイは26日、在ヒューストン中國(guó)総領(lǐng)事館に米側(cè)が強(qiáng)引に入った件について「自國(guó)領(lǐng)土上の他國(guó)の外交財(cái)産にかかわる際に、米國(guó)がこうした行為を変えたことはない。2018年に在シアトルロシア総領(lǐng)事館を閉鎖させた際も、米國(guó)の情報(bào)要員が総領(lǐng)事館への突入を試みた」とのロシア科學(xué)アカデミー北米研究所の専門家、パベル?ポドレスニー氏の指摘を報(bào)じた。同氏は「中國(guó)側(cè)の外交機(jī)関に対する米側(cè)の無(wú)禮な行為によって、雙方間の対立は一層激化するだろう」と述べた。

ロシア科學(xué)アカデミー世界経済?國(guó)際関係研究所アジア太平洋研究センター長(zhǎng)のロマノフ氏は「最近の米國(guó)による対中非難は、過(guò)去40年余りに中米関係が積み重ねてきた全てを壊滅させつつある。とりわけ在ヒューストン総領(lǐng)事館の閉鎖にはシンボリックな意味がある。両國(guó)が正式に國(guó)交を樹立した年である1979年、中國(guó)が米國(guó)に最初に開設(shè)した総領(lǐng)事館であるからだ」と指摘した。

「総領(lǐng)事館の閉鎖は重大事だが、特に二國(guó)間関係が緊張した時(shí)には、前例がないわけではない」。オーストリアのテレビ局も先日の報(bào)道で、米露が過(guò)去數(shù)年間に相手國(guó)の総領(lǐng)事館を閉鎖し、常駐人員を國(guó)外追放すると脅し合ってきた経緯を振り返るとともに、「米國(guó)が大統(tǒng)領(lǐng)選でムードを高めるために、他の中國(guó)総領(lǐng)事館を閉鎖させる可能性も排除できない」との見方を示した。

ロシア?サンクトペテルブルク極東諸國(guó)研究センターのキリル氏は「中米による相手國(guó)総領(lǐng)事館の相互閉鎖は、両國(guó)間の関係が完全に決裂したことを意味するわけではなく、外交手段に過(guò)ぎないということを理解しなければならない」と指摘。「領(lǐng)事館數(shù)の減少は、雙方の協(xié)力発展の機(jī)會(huì)が減少することを意味する。だが米中の完全な分離は非現(xiàn)実的であり、たとえ今後両國(guó)が大使を召還する可能性を排除できなくても、両國(guó)関係がそれで終わるという意味ではない」とした。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年7月27日