安徽省南部の山岳地帯に位置する陽(yáng)産は、山肌に寄り添うように築かれた小さな集落。高所にあり、交通の便が悪いことから、數(shù)百年もの間にわたって、住民は地元で材料を調(diào)達(dá)したり、周辺にある青石を使って道路や橋を舗裝し、ラテライト（赤土）と木材で住居を作り、その大きさやデザインはそれぞれ異なるものの、素樸ながらひしめくように建ち並ぶ獨(dú)特な土樓群を作り上げた。この地には數(shù)百棟の土樓があり、最も古いもので300年以上の歴史を誇る。數(shù)年前に陽(yáng)産土樓の寫真が報(bào)道されて話題になると、誰(shuí)一人名前も知らなかった山奧深くの小村が瞬く前に人気を集め、「最高の撮影スポット」としてもてはやされるようになった。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年9月9日