「民主主義の燈臺(tái)」を自任する米國の民主主義の真相はどうなのか。中國人民大學(xué)重陽金融研究院が6日、「米國の民主主義に関する10の質(zhì)問」と題する研究報(bào)告書を発表した。報(bào)告書は大量の事実とデータ、各國の関連機(jī)関や関係者、専門家の見解を列挙して、米國の制度と実踐、國家ガバナンス、社會(huì)の現(xiàn)狀、人権と自由、國際的影響力などの面から、米國の民主主義について10の質(zhì)問を投げかけた。新華社が伝えた。
30ヶ國余りの在中國大使館代表、在北京外國メディア20社近くと中國メディア40社余りの記者が同日、研究報(bào)告書発表會(huì)ならびにシンポジウムに參加した。
報(bào)告書は「米國政府はいわゆる『民主主義サミット』を開催するにあたり、以下の問題をまず自問してみたほうがいい。(1)米國の民主主義は多數(shù)者のための民主主義なのか、それとも少數(shù)者のための『民主主義』なのか。(2)権力のチェック?アンド?バランスを?qū)g現(xiàn)するものなのか、それとも権力の濫用を招くものなのか。(3)民衆(zhòng)の幸福を増進(jìn)するものなのか、それとも民衆(zhòng)の苦しみを深めるものなのか。(4)自由を守るものなのか、それとも損なうものなのか。(5)人権を守るものなのか、それとも侵害するものなのか。(6)団結(jié)を促進(jìn)するものなのか、それとも分?jǐn)啶蛘肖猡韦胜韦?7)夢(mèng)を?qū)g現(xiàn)するものなのか、それとも悪夢(mèng)をもたらすものなのか。(8)國家ガバナンスを改善するものなのか、それとも制度的機(jī)能不全を招くものなのか。(9)他國に発展と繁栄をもたらすものなのか、それとも慘禍と混迷をもたらすものなのか。(10)世界の平和と発展を維持するものなのか、それとも國際秩序を破壊するものなのか」と指摘した。
研究報(bào)告書発表會(huì)ならびにシンポジウムでは、米「Executive Intelligence Review」ワシントン支局長のウィリアム?ジョーンズ氏が「『西側(cè)民主主義國』政府をコントロールする政治エリートはかなりの程度において、すでに民衆(zhòng)からかけ離れている。拡大し続ける貧富の格差、持続的な人種差別、都市內(nèi)部と農(nóng)村の數(shù)多くの貧困地區(qū)軽視によって、數(shù)多くの民衆(zhòng)は政府に忘れ去られたと考えている。これらの國々のほぼ全てが民衆(zhòng)からの信頼面で重大な危機(jī)に直面しており、自國のガバナンスの有効性に疑問が投げかけられている時(shí)に、米國政府がいわゆる『西側(cè)民主主義國』を一堂に集めることには、極めて風(fēng)刺的な意味がある」とした。
中國人民大學(xué)國際関係學(xué)部の刁大明準(zhǔn)教授は「現(xiàn)在、米國の直面する民主主義の混亂、ガバナンスの失敗、國內(nèi)外の摩擦といった一連の窮地は、いずれも長年にわたり積み重なってきた?jī)?nèi)生的問題であり、外的要因がもたらしたものではない。ましてやいわゆる外的脅威を故意に作り出し、摩擦を転嫁するなどの方法によって解決することは不可能だ」と指摘した。
英國ロンドン経済?商業(yè)政策署元署長のジョン?ロス氏は「民主主義に関する議論においては、実際の結(jié)果、つまり人々の生活の質(zhì)の改善を重視すべきだ。民主主義は人々の生活をより幸せで、尊厳あるものにするためのものだからだ。中國は人権?民主分野の理念と実績(jī)において、西側(cè)より遙かに優(yōu)れている」との見方を示した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年12月7日