今年2月28日は中米「上海コミュニケ」発表50周年記念日だ。50年前のニクソン米大統(tǒng)領(lǐng)訪中と中米「上海コミュニケ」発表によって、長く続いた両國間の対立と隔絶が打ち破られ、中米関係正?;违抓恁互工激蓼盲俊=袢?、「上海コミュニケ」の精神に立ち返り、この歴史的文書の體現(xiàn)する「中米雙方が相互に尊重し合い、対等に付き合い、小異を殘して大同につくという原則を堅(jiān)持して両國関係を処理する」という重要な共通認(rèn)識を胸に刻むことは、米國各界が中米関係を正しく捉え、中米関係を?qū)g務(wù)的?理性的な発展の軌道へ戻す後押しをするうえで、重要な現(xiàn)実的意義を持つ。(人民日報(bào)「鐘聲」國際論評)
中米間の最初の共同コミュニケである「上海コミュニケ」は、「一つの中國」原則を確認(rèn)した。その後、中米両國は1978年に「外交関係樹立に関する共同コミュニケ」、1982年に「八?一七コミュニケ」を締結(jié)した?!敢护膜沃袊乖瓌tと中米間の3つの共同コミュニケは、中米関係の政治的な基礎(chǔ)となった。
「上海コミュニケ」の精神に立ち返るには、歴史の大勢の中で中米関係発展の方向を把握する必要がある。今日、中米関係が苦境に陥っている根本的原因は、米側(cè)の一部が中國の急速な発展という現(xiàn)実に適応できず、対中認(rèn)識に深刻な偏りを來たし、中國を主要な戦略的競爭相手、さらには仮想敵としていることにある。このような見方は中國の発展論理に対する判斷の過ちであり、歴史の大勢に対する無知と軽視でもある。中米関係を正常な軌道に戻すには、米側(cè)が政治的な知恵と勇気を出し、中國と中國の発展を正しく受け止め、中國を叩き、抑え込むという冷戦的ゼロサム思考から脫する必要がある。
「上海コミュニケ」の精神に立ち返るには、小異を殘して大同につく精神を堅(jiān)持して両國間の違いや溝をうまく処理する必要がある。中米雙方は「上海コミュニケ」において、互いの社會制度に本質(zhì)的相違が存在することを明確に認(rèn)めたが、これは中米による両國関係の発展に影響を及ぼすものではない。「上海コミュニケ」の體現(xiàn)する小異を殘して大同につく精神は、現(xiàn)在の情勢の下では、なおさらに現(xiàn)実的意義を持つ。しばらく前から、米國の一部は対立を引き起こすことを意図し、中米間のイデオロギー的相違を故意に際立たせている。このようなやり方は、中米両國間では共通利益が溝よりも遙かに多いという基本的現(xiàn)実を無視しており、両國民の願いと相反するものであり、世界全體の共通利益とも合致しない。中米間に相違や溝が存在するのは別に恐れることではない。肝要なのは、率直な意思疎通を通じて有効に管理?コントロールし、誤った戦略判斷を防ぎ、衝突や対抗を回避することだ。
「上海コミュニケ」の精神に立ち返るには、『一つの中國』原則による臺灣地區(qū)問題の処理を堅(jiān)持する必要がある。中米関係において、臺灣地區(qū)問題は常に最も重要かつ敏感な問題だ?,F(xiàn)在、米側(cè)は「臺灣を利用して中國を牽制する」目的で、「一つの中國」原則の歪曲と空洞化を企てている。このやり方は、臺灣海峽の安定と中米関係に深刻なリスクをもたらしている。中國の完全な統(tǒng)一実現(xiàn)は阻むことのできない歴史的潮流であり、いかなる者、勢力、國によっても変えることはできない。米側(cè)は臺灣地區(qū)問題の高度の敏感性を十分に認(rèn)識し、「一つの中國」原則と中米間の3つの共同コミュニケの規(guī)定を恪守し、「一つの中國」原則に挑みかかり、臺灣海峽の平和と安定を損なうあらゆる挙動を止め、いかなる「臺灣獨(dú)立」行為にも明確かつ斷固として反対し、これ以上「臺灣獨(dú)立」勢力に誤ったシグナルを送らぬようにするべきだ。
今日、中米関係の世界的影響力は50年前よりも一段と高まっており、國際社會は中米雙方が意思疎通と協(xié)力を強(qiáng)化して、人類の平和と発展という崇高な事業(yè)を共に推進(jìn)することを広く期待している。米側(cè)は両國民の共通の幸福と世界の共通の利益に著眼し、過去50年間の歴史から経験と知恵を汲み取り、「上海コミュニケ」の精神を継承?発揚(yáng)し、相互尊重、平和共存、協(xié)力?ウィンウィンという中米間の付き合いの三原則を堅(jiān)持し、中國側(cè)と向き合って進(jìn)み、中米関係を健全で安定した発展の軌道へ戻す後押しを共にするべきだ。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年2月28日