4月15日、中國共産黨第20回全國代表大會(黨大會)に関するオンラインでの意見募集が本格的に始まった。人民網(wǎng)「指導(dǎo)者へのメッセージボード」は人民日報アプリと共に権限を受け、「第20回黨大會への私の建言と獻策」という特別コーナーを開設(shè)した。開設(shè)から12時間で「指導(dǎo)者へのメッセージボード」には1萬件近くの有効なメッセージが寄せられた。
習(xí)近平中共中央総書記は「各級の黨?政府機関、指導(dǎo)幹部はネットを通じて大衆(zhòng)路線を歩むことを習(xí)得し、日常的にネットで大衆(zhòng)の考えや願いを見て、知り、良い考え方や提案を集め、積極的にネットユーザーの関心に応え、疑問に答え、困惑を解消する必要がある」と指摘した。
人民網(wǎng)「指導(dǎo)者へのメッセージボード」は、人民日報が特別に構(gòu)築したプラットフォームだ。ここでは、大衆(zhòng)が各當(dāng)局や各級の指導(dǎo)者に直接メッセージを寄せて、意見や提案を伝えたり、問題を報告したりすることができる。これらのメッセージは、関係する処理機関に自動的に伝達される。大衆(zhòng)の報告した問題を迅速に知った処理機関は、メッセージに対して返答し、解決にあたることになる。
第18回黨大會以降、各地方政府?各當(dāng)局は人民網(wǎng)「指導(dǎo)者へのメッセージボード」に大衆(zhòng)から寄せられた300萬件の意見や提案について返答や処理を行い、多くの建設(shè)的意見を取り入れた。指導(dǎo)幹部にとっては、「メッセージボードを見て大衆(zhòng)の意見を知る」ことがすでに習(xí)慣となっている。
2020年のある日、內(nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)自治區(qū)の李電波さんは人民網(wǎng)「指導(dǎo)者へのメッセージボード」で「『第14次五カ年計畫』への私の獻策」コーナーを目にした。李さんは自身の普段の暮らしや仕事と考え合わせ、「互助的高齢者ケア」を提案?!钢袊闲臁─烁啐h化社會に突入し、『留守老人』(子供夫婦が出稼ぎに出るなどして農(nóng)村部に殘された高齢者)と農(nóng)村部の高齢者ケアの問題を早急に解決する必要がある。農(nóng)村振興はまず農(nóng)村の互助的高齢者ケアから始めて、留守老人の落ち著き先を確保し、都市部に出た子供達が安心して起業(yè)できるようにするべきだ」というメッセージを殘した。
それから2ヶ月余り後の北京。
中國共産黨第19期中央委員會第5回全體會議(五中全會)で採択された「國民経済?社會発展第14次五カ年計畫と2035年までの長期目標の策定に関する中共中央の提言」には、「高齢者ケア事業(yè)と高齢者ケア産業(yè)の協(xié)同発展を推進し、基本的高齢者ケアサービス制度を整備し、包摂?shù)母啐h者ケアサービスと互助的高齢者ケアを発展させる」という內(nèi)容が盛り込まれていた。
このようにして、小さな農(nóng)村の聲が中南海へ屆き、「指導(dǎo)者へのメッセージボード」は上下の意思疎通の「心をつなぐ橋」となり、 全過程における人民民主の生き生きとした実踐ともなっているのだ。
2021年12月、「指導(dǎo)者へのメッセージボード」は「人民の利益面の求めを円滑に表明し、かつ効果的に実現(xiàn)することのできる」模範事例として、「中國の民主」白書に記された。
「上の黨の心と下の民の心をつなぐ。人民網(wǎng)は取り組みの中で、大衆(zhòng)の心配や困難を取り除く手立てを考えている」と人民網(wǎng)の葉蓁蓁総裁は語る。葉総裁によると、「指導(dǎo)者へのメッセージボード」に大衆(zhòng)が殘した多くのメッセージは、人民日報が監(jiān)督報道を行ううえでの手がかりにもなっている。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年4月20日