中國各地で進められている「幸せで便利な15分生活圏」
コミュニティの住民の暮らしをさらに便利にすべく、中國商務部(省)は現(xiàn)在、「2023全國便利な15分生活キャンペーン」を積極的に展開している。新華社が報じた。
「便利な15分生活圏」を立ち上げ、住民が家から15分以內(nèi)の範囲で、基本的な生活に必要となるスーパーマーケットや朝食店、コンビニ、宅配便営業(yè)所などを利用できるだけでなく、教育、醫(yī)療、娯楽、フィットネス、介護、政務サービスなども利用できるようにする取り組みが現(xiàn)在行われており、便利なサービス全てが「目と鼻の先」にあるという生活がすでに多くのコミュニティで現(xiàn)実となっている。
湖南省長沙市開福區(qū)王家壠コミュニティに設(shè)置されている「共有物干し場」は、コミュニティの住民の「洗濯物を干すスペースが足りない」という問題を解決(寫真提供?王家壠コミュニティ)。
湖南省寧郷市玉潭街道(エリア)の新城コミュニティ內(nèi)に住む女性?王さんの家の近くには大きな生鮮食品市場があるほか、歩いて數(shù)分の場所に市民公園もある。そして、公園を抜けると、光熱費などの支払いや証明書などの手続きができる「市民の家」があるほか、運動したい時は、數(shù)分歩けば市文化?スポーツセンターもある。
広州市増城區(qū)荔城街金竹コミュニティのスマートベンチ(寫真提供?金竹コミュニティ)。
商務部を含む13當局が制定した「都市の便利な15分生活圏建設(shè)の全面的推進3年行動計畫(2023-25)」は、2025年をめどに、中國全土の條件が整っている地級市(省と県の中間にある行政単位)以上の都市で全面的に推進し、多種多様な便利な15分生活圏建設(shè)を推し進めるとしている。
広東省広州市増城區(qū)初の便利な15分生活圏の試行地となった荔城街金竹コミュニティは、住民のために自宅近くに「幸福圏」を構(gòu)築し、さまざまな業(yè)態(tài)の店が並ぶ商業(yè)広場があるほか、衛(wèi)生サービスセンターや幼稚園も歩いて行ける距離に設(shè)置している。そして、十字路の橫には緑が美しい公園、博物館、図書館があり、道路沿いには薬局や映畫館も並んでいるため、住民はそれらを利用して日常生活に必要な物を揃えることができるだけでなく、文化、娯楽を楽しむこともできる。
安徽省合肥市瑤海區(qū)和平路街道緑苑コミュニティにある高齢者食堂(寫真提供?緑苑コミュニティ)。
あるコミュニティの住民は取材に対して、「市の中心部に向かう公共バスを増やしてほしい」や「図書館を増やしてほしい」、「コミュニティの標識を増やしてほしい」といった要望をあげていた。
こうした「要望」を、どのように「便利な15分生活圏」に組み込んで、住民に満足してもらえばいいのだろうか?広東省商務庁の関係責任者は、「大衆(zhòng)密著型で、民意に沿った便利な生活圏の建設(shè)を進めるべく、當省は現(xiàn)在、都市部の古い団地や新規(guī)の居住區(qū)、都市部と農(nóng)村部の接続部にある団地などにおいて、商業(yè)店舗のレイアウトを強化しているほか、ダイレクトフランチャイズやフランチャイズといったスタイルを通して、コミュニティの商業(yè)業(yè)態(tài)を増やすよう働きかけている」と説明している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年12月4日
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