吉林省吉林市に屬する蛟河市の郊外に先ごろ、數(shù)千羽のコウノトリが飛來し、壯観な光景が広がっている。蛟河市によると、飛來したコウノトリの數(shù)は過去最多に達(dá)した。中國新聞網(wǎng)が報じた。

水資源が豊富な蛟河市は近年、自然環(huán)境の保護(hù)や修復(fù)を強(qiáng)化しており、多くの希少な鳥類が飛來する中継地、または生息地となっている。

吉林省蛟河市に飛來し、採餌するコウノトリの群れ。撮影?田宇

中國で「鳥類の國寶」と呼ばれているコウノトリは、國家一級保護(hù)動物。その優(yōu)雅な姿と、絶滅の危機(jī)にあることで注目されている。コウノトリは河川、池沼、濕原などに生息し、魚やエビなどを餌とし、自然環(huán)境に対する要求が高く、水質(zhì)のよい環(huán)境でしか生息できない。

吉林省蛟河市に飛來したコウノトリの群れ。撮影?田宇

蛟河市によると、現(xiàn)時點(diǎn)で約3000羽のコウノトリが飛來したという。吉林市野生動物保護(hù)協(xié)會の呉剣鋒秘書長によると、コウノトリは毎年3月ごろから中國の東北エリアに飛來し、吉林省や黒竜江省で営巣して繁殖する。そして、11月上旬になると、長江の中?下流の湖などへと移動する。

呉秘書長によると、コウノトリは蛟河市で餌を十分に食べ、體力が回復(fù)すると南へ移動する。一方、雛はもうしばらく滯在し、餌を食べて體力が十分についた時點(diǎn)で飛び立ち、先に飛び立った仲間たちを追いかける。11月末になり水面が凍結(jié)すると、全てのコウノトリが東北エリアから南へと移動するという。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年11月13日