靖國神社參拝は、このような狀況において押さえつけられた情緒の発露とも捉えられるし、日本を敗戦という枷から解き放ち、軍事的な勃興をもくろむ大國志向とも考えられる。また日本の國力が相対的に弱まっていることに対する焦りや困惑、中國や韓國との外交の行き詰まりに対する不満もうかがえる。
安倍首相は今回の參拝で互いに関連した「三位一體」のシステムに「敬意」を示した。國のために犠牲となったという「英霊」と戦沒者遺族?右翼勢力、さらにここ一年の自らの政権の実績である。
安倍首相は參拝によって、大國志向と厳しい現(xiàn)実との溝によって生まれた日本の焦りとうっ憤を晴らそうとした。さらに「有言実行」の力強い政治家のイメージを固め、保守世論の支持を集め、政権の基盤を強化しようとした。
安倍首相の靖國參拝のこうした論理は説得力を持たず、人々の心配の種となっている。過去に侵略戦爭を繰り返し、自らの地位に不満を持ち、軍事的な勃興を意図する日本に、世界はいかに直面すべきか。十全とは言えない論理に基づいて安倍首相が參拝斷行という政治的リスクを冒したことは、戦後の國際秩序に挑戦を突き付け、國際的な道義と人類の良識に背くものであると同時に、東アジアにおける貴重な平和と協(xié)力のチャンスを損なう愚挙である。今回の參拝は、安倍政権さらには日本の國家イメージにとってマイナスがプラスをはるかに上回る行為となった。(文:張勇?中國社會科學院日本研究所中日関係研究センター秘書長)(編集MA)
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「人民網(wǎng)日本語版」2013年12月31日
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