「絆」。日本のアニメ「ナルト」ファンならこの言葉を知らない人はいないだろう。中國(guó)の日本語(yǔ)學(xué)習(xí)者や日本アニメ好きの多くが、「絆」を「日本を最も連想する言葉」の一つにしていることだろう。今月7日午後、この「絆」をテーマとした日本語(yǔ)演劇大會(huì)が北京第二外國(guó)語(yǔ)學(xué)院で開(kāi)幕した。同大會(huì)は1979年に始まり、今年で35回目の誕生日を迎える。
大會(huì)では、同校の邱鳴副校長(zhǎng)、日本の山本恭司駐中國(guó)公使、日本國(guó)際交流基金の高橋耕一郎事務(wù)局長(zhǎng)らが挨拶し、中國(guó)國(guó)際放送局、中國(guó)中央テレビ、中日友好協(xié)會(huì)、日本國(guó)際交流基金などから十余名の來(lái)賓が出席して審査員を務(wù)めた。
邱副校長(zhǎng)は、「『絆』とは、志を同じくする者が繋がり合うことであり、『志向』とは互いの深い友情を意味する?!汉?nèi)知己を存すれば、天涯も比隣の若し』と言われるように、友情を重んずることは中國(guó)の伝統(tǒng)的な美徳であるとともに、友情は國(guó)家間の『絆』の基盤ともなり得る。中日の友好はまさに數(shù)え切れぬ先人の弛まぬ努力から生まれた貴重な『絆』であり、この演劇大會(huì)が両國(guó)間の文化交流の力となり、中日友好の『絆』が一層確固たるものとなることを祈る」と挨拶した。
山本公使は、「中日両國(guó)間の『絆』をより強(qiáng)めていくためには、皆様のような若い世代の人たちの相互理解がますます必要である。その相互理解を進(jìn)めるために、その國(guó)の成り立ちや価値観とも大きく関わりのある演劇に関心を持ち、自ら演じ、その役になりきる皆様は、日本文化の極めて深い理解者である。本日の演劇大會(huì)を機(jī)會(huì)に、皆様の日本語(yǔ)や日本に対する興味や関心を高めてもらい、今後の人生において、様々な分野で國(guó)民同士の相互理解、相互信頼を深め、両國(guó)の架け橋となってくれることを祈念したい」と挨拶した。
今年の演劇大會(huì)では、リメイク版『レ?ミゼラブル』、『賢者の贈(zèng)り物』、流行の日本ドラマ『掟上今日子の備忘録』シリーズの『試著室殺人事件』を再現(xiàn)したもの、西洋童話『シンデレラ』、『昔話法廷~「白雪姫」裁判』、また日本の時(shí)代背景や風(fēng)土を描いた『囚われる金魚(yú)』、『時(shí)ノ糸』、ユーモアに人との繋がりの大切さを伝える『びっくりさせられた』、人間の欲望と好奇心をくすぐる深みのある『不思議な商品』、アニメ感たっぷりの癒し系作品『深夜コンビニ』の十作品が演じられた。
演劇の他にも、大會(huì)の開(kāi)幕、途中、閉幕時(shí)に日本舞踴、朗読、合唱といったパフォーマンスも見(jiàn)られ、學(xué)生らは極めて高い日本語(yǔ)力と演技力を披露するとともに、手作りの衣裝や道具で彼らの誠(chéng)心誠(chéng)意の姿勢(shì)を十分に伝えた。
最終的に『レ?ミゼラブル』が栄冠を勝ち取り、『深夜コンビニ』と『不思議な商品』が2位に、『囚われる金魚(yú)』と『賢者の贈(zèng)り物』が3位入賞を果たした。(編集MI)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年6月8日
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