3年間積み重ねた努力を試す日を迎えた。2016年度大學入學試験が6月7日午前、幕を開け、中國全土で940萬人の受験生が続々と試験會場に入っている。學生、保護者、各當局は入試モードに突入し、周到な準備を行なっている。
入試前日の6月6日、靜寂に包まれた河南省鄭州市の文廟では線香がいつになく盛んに焚かれている。入試祈願に訪れた保護者と受験生がこぞって線香を焚き孔子に祈ったり、真っ赤なしおりに願い事と名前を書いて合格祈願をすることで入試前のプレッシャーを和らげ、志望大學の受験に備えていた。入試當日、河南省の82萬人の受験生が試験に挑み、會場への入場を待つ間も真剣に勉強している。同時に「無言入場」を初めて施行する河南省は受験生も軽裝で會場に入り、大半が綿素材の服裝を著ていた。しかし彼らの保護者達はこぞって盛裝で見送っており、一部の保護者は特別に購入したチャイナドレス(中國語では「旗袍」)で、受験生の「旗開得勝(軍の旗を振るやすぐに勝利を得る)」を願っていた。
年1回の大學入試を滯りなく実施させるため、各地の各當局は総力を挙げて入學試験をサポートしている。「不正行為は有罪」施行後、初の入試として試験會場の秩序を保ち、安全な入試を行なうことをポイントとしている。江蘇省南京市では交通警察と都市管理のための法的取締を行う係員(城管)が協力して入試をアシストしている。入試期間、全市の交通警察は巡回パトロールカーを配備、臨時駐車エリアなどを設置するなど警備を強化し、受験生の保護任務を行なっている。このほか、城管當局は受験生の為、救急箱、消しゴム、鉛筆、サインペンなど試験の必需品、また受験生の保護者のためにベンチや暑さ凌ぎの薬を用意している。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年6月8日
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