外交部(外務?。─稳A春瑩報道官はアジア安全保障會議(シャングリラ?ダイアローグ)で南中國海の航行と上空飛行の自由の問題への言及があったことについて、「南中國海の航行と上空飛行の自由にそもそも問題は存在しない。特定の國がいわゆる航行の自由の権利の維持と行使にかこつけて、実際には地域の平和と安定をかく亂する行動を止めることを希望する」と述べた。
【記者】今回のアジア安全保障會議では、南中國海問題について航行と上空飛行の自由の問題に懸念を表明する聲が一部から上がった。これについてコメントは。
【華春瑩報道官】発言に注意を払っている。南中國海の航行と上空飛行の自由にそもそも問題は存在しない。南中國海での各國の通常の航行と上空飛行には一貫して滯りがなく、どの國であれ問題に遭遇したとの話は聞いたことがない。
中國側は各國が國際法に基づき南中國海で有する航行と上空飛行の自由を一貫して尊重し、支持するとともに、他の南中國海沿岸國と共に大きな努力を払っている。これは國際社會のどの國の目にも明らかだ。
特定の國が南中國海の航行と上空飛行の自由の問題を意図的に誇張する真意は恐らく別にある。南中國海情勢のいわゆる緊張を意図的に誇張することで、地域の國々の関係に水を差し、南中國海問題に政治的、軍事的に介入する口実にすることこそが、彼らの真の目的だと思う。
南中國海最大の沿岸國である中國が航行と上空飛行の自由を維持することは、國際法の要請であり、自らの根本的利益にも合致する。中國は引き続き南中國海の航行と上空飛行の自由を揺るぎなく維持し、滯りのない航路を確保する。われわれは特定の國がいわゆる航行の自由の権利の維持と行使にかこつけて、実際には地域の平和と安定をかく亂する行動を止めることも希望する。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年6月6日
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