共同通信社によると、日本の安倍晉三首相は6日、ロシアを訪問し、プーチン大統(tǒng)領(lǐng)と非公式首脳會談を行う。これに先立ち、ウクライナ危機(jī)を受けて日本政府は西側(cè)に追隨して対露経済制裁を発表したため、元々予定されていたプーチン大統(tǒng)領(lǐng)の訪日は実現(xiàn)しなかった。今回の日露接近は、雙方関係にどのような影響を與えるのだろうか?人民日報が伝えた。
■経済?貿(mào)易が先行
安倍首相はプーチン大統(tǒng)領(lǐng)との會談によって平和條約締結(jié)を促したい考えを一度ならず表明してきた。今回の日露首脳會談が北方四島(ロシア名?南クリル諸島)をめぐる領(lǐng)土紛爭を避けて通れないのは明らかだ。これについてプーチン大統(tǒng)領(lǐng)は以前「將來的には妥協(xié)できると思う」とのべ、四島の帰屬問題について対日姿勢をいくらか軟化させた。中國社會科學(xué)院日本研究所の呂耀東外交研究室長はこれについて「ロシアが敢えて低姿勢を示したのは、西側(cè)の経済制裁を打破し、経済?貿(mào)易によって國內(nèi)経済の低迷狀態(tài)を突破するためだ。だがプーチン大統(tǒng)領(lǐng)は同時に、領(lǐng)土問題は1956年の日ソ『共同宣言』に基づくべきだとも強調(diào)している。これはロシアの譲れぬ一線だ。今回の日露首脳會談はやはり経済から著手し、経済協(xié)力を今後の領(lǐng)土交渉の下地とする。ロシア側(cè)の態(tài)度は明確だ。話し合う事はできるが、経済?貿(mào)易を先行するというものだ」と分析した。
■関係改善は容易でない
読売新聞によると、オバマ米大統(tǒng)領(lǐng)は電話會談で安倍首相に訪露計畫の一時停止を促したが、安倍首相は拒絶した。安倍首相は今年1月の初の記者會見で、両國の平和條約締結(jié)のため、プーチン大統(tǒng)領(lǐng)と合わなければならないと表明した?!赴脖妒悉L露問題でオバマ氏に『ノー』と言ったことは、日本にとって対露外交が非常に重要であることを物語っている」。呂氏は「平和條約締結(jié)および四島の領(lǐng)土問題は日本の根本的利益に関わる。日本は米國と歩調(diào)をそろえて自らの根本的利益を捨てるわけにはいかない」と指摘。また、將來日露関係が急速に改善する可能性は大きくないとの見解を示した。
北京外交學(xué)院の周永生教授は「日本は多くの現(xiàn)実的な利益上の必要からロシアに友好的姿勢を見せているが、日露間の複雑な歴史的摩擦、領(lǐng)土摩擦を考えると、日露関係がすぐに春を迎えるのは不可能だ」と指摘した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月6日
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