1300年以上前、唐代(618-907年)の偉大な高僧玄奘が経典を求め、単身インドへと向かうという物語を描いた敘事詩的な大作「大唐玄奘」が2016年4月29日に全國のスクリーンに登場する。映畫制作サイドは映畫のエンディングテーマのMVを公開、霍建起(フォ?ジエンチィ)監(jiān)督は王菲(ワン?フェイ)が歌う「心経」を映畫のエンディングテーマにすることに決めた。新華網(wǎng)が伝えた。
MVでは王菲の透明感ある歌聲と「大唐玄奘」の映畫シーンが重なり限りなく美しいシーンになっている。
「心経」の正式名は「般若波羅蜜多心経」と言い、仏教において最も少ない文字數(shù)に最も深い意味が込められ、最も影響が大きい経典だ。歌唱曲「心経」は2009年、王菲が陜西省の法門寺合十舎利塔の落成並びに仏指舎利安泰大典における大型の夜會「法門」のリハーサルで歌ったものだ。玄奘が翻訳した「心経」は目下、最も権威がある「心経」の翻訳本であり、映畫「大唐玄奘」にぴったりだ。
玄奘の西への旅は妖怪や化物には遭遇しなかったものの、たくさんの困難や障害に遭遇し、単身の彼は厳しい試練や命の危機、更に心の苦難に何度も耐えた。この映畫のエンディングテーマ曲に王菲の「心経」が選ばれたのは、いくつかの深い意味がある。まず、この「心経」のバージョンは玄奘の翻訳本を採用しており、玄奘に敬意を表している。次に仏を信じ、仏の祭事を勤め上げた王菲が歌う「心経」が、「心経」においてのある種のプラスエネルギーを伝達することで、観客が映畫を見ている時にたゆみなく勇気をもって前に進む玄奘の精神をこの映畫の中から存分に受け取って欲しいとの願いが込められている。(編集JK)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年4月25日
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