日本の文化ソフトパワー戦略は、與黨や政権の交代で大きく変わることはほとんどない。政策の一貫性によってその文化ソフトパワー戦略はますます発展し、文化資源をソフトパワーに転化させる措置はますます周到なものとなっている。文化資源を掘り起こし、ソフトパワーを形成することにより、國內(nèi)的には民族の自信を強化し、対外的には國家イメージを高めることは、戦後日本の歴代政権の主要な政治目標の一つとなってきた。(文:張建立?中國社會科學院日本研究所研究員。新華網(wǎng)掲載)
▽日本の文化ソフトパワー資源建設(shè)の特徴
文化ソフトパワー資源の発掘の理念と措置の面でも、文化資源への権力の転化方式の面でも、日本は獨自性を備えている。
理念の面では、基礎(chǔ)の強化によって新たな発展源を切り開くことが強調(diào)され、獨自の文化資源の発掘に重きが置かれている。これは主に日本のクールジャパン計畫に表れている。
ソフトパワー資源建設(shè)の措置の面では、日本は、関連する政策法規(guī)や制度保障を時代の移り変わりに合わせて整備することを重視している。日本政府がこれまでに打ち出した文化國家の建設(shè)にかかわる法令は合計613本に及び、様々な分野の文化資源を発掘する措置が制定されている。関連する法律の多くはさらに、時代の移り変わりに従って修正できるようになっている。
権力の転化方式においては、土地に合った狙いを定めたソフトな方式によってほかの行為者の意識と言動に影響を與え、これを変化させている。日本は、海外に向けて文化ソフトパワー資源?製品を売り込む際、対象國の経済狀況や政治狀況などを細かく調(diào)査するだけでなく、國民性に対する周到な調(diào)査分析も重視しており、どのような製品をいかなる方式で投じるかを決めている。
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