習近平國家主席は5~7日、ロシアを國賓訪問し、第23回サンクトペテルブルク國際経済フォーラムに出席する。中露國交樹立70周年という節(jié)目における習主席の同フォーラム出席によって、3つのメッセージが伝えられると外部は指摘する。中國新聞社が伝えた。
第1に、持続可能な経済発展に焦點を合わせる。サンクトペテルブルク國際経済フォーラムはロシアの開催する大規(guī)模な國際経済フォーラムだ。近年ロシアは歐米による経済?金融制裁が続く中、サンクトペテルブルク國際経済フォーラムという場を通じて、公平な競爭を提唱し、保護主義に反対する聲を?qū)澩獾膜税kしてきた。
中國側(cè)の紹介によると、今回のフォーラムのテーマは「持続可能な開発に向けて:行動指針の創(chuàng)造」だ。習主席は全體會合でスピーチを行い、持続可能な開発の分野における中國側(cè)の重要な主張を明らかにし、「各者と共に多國間主義を提唱し、グローバル?ガバナンスを整備し、地球村の共同発展?繁栄を?qū)g現(xiàn)する」。
中國ロシア東歐中央アジア學會の李永全會長は「一國主義と保護主義の臺頭によって、世界経済は『持続不可能な発展という障害』に直面し、『持続不可能な成長という試練』に遭遇している。こうした中、フォーラムが『持続可能な開発に向けて:行動指針の創(chuàng)造』に焦點を合わせ、中國の最高指導者が出席することは、世界全體の持続可能な経済発展の推進における中露の大國としての責任をはっきりと示すものだ」と指摘する。
中國現(xiàn)代國際関係研究院世界経済研究所元所長の陳鳳英氏は、近く開催されるG20サミットも同様に持続可能な開発に長年焦點を合わせてきたと指摘する?!窯20構(gòu)成國である中露がサンクトペテルブルク國際経済フォーラムで他に先駆けて積極的なメッセージを発し、持続可能な開発について積極的な提案をすることは、G20サミットにとって良い『ウォーミングアップ』になる」。
第2に、保護貿(mào)易主義反対のメッセージを改めて発する。専門家は、中國側(cè)が一貫して提唱している多國間主義と開放型世界経済の構(gòu)築は、世界経済の持続可能な成長を?qū)g現(xiàn)するうえで必ず通らなければならない道だと指摘する。
李氏は「保護貿(mào)易主義に反対し、開かれた包摂?shù)膜腔{的かつウィンウィンの経済秩序の構(gòu)築を支持するうえで、中露は考えを共有している」と語る?!竵I國はフォーラムの場を通じて、引き続き両國間及び多國間の協(xié)力を強化し、多國間主義と経済グローバル化を?qū)g際の行動で支持していく」。
「現(xiàn)在の保護貿(mào)易主義の臺頭は実は中露のみならず、すでに多くの國々にとって懸念材料となっている」。陳氏は「現(xiàn)在の國際環(huán)境において中露の経済協(xié)力及び経済対話の強化は、不確定の中の確定性だ。雙方は引き続き相互信頼を用いて開放型世界経済の構(gòu)築を支持し、保護貿(mào)易主義に反対する」と指摘。フォーラムで各者は多國間主義の支持、開放型世界経済の構(gòu)築という議題を重點的に議論すると見る。
第3に、良好な中露関係を體現(xiàn)する。近年、相手國の開催する重要なホームグラウンド外交活動を中露両國が互いに支持することは、すでに慣例となっている。
昨年9月には習主席がロシア?ウラジオストクで開催された第4回東方経済フォーラムに出席し、今年4月にはプーチン大統(tǒng)領(lǐng)が中國で開催された第2回「一帯一路」國際協(xié)力サミットフォーラムに出席した?!笇g際の行動による中露の相互支持は、両國関係の持続性、安定性と良好さをはっきりと示している」との認識で外部は一致している。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月4日