2019年最後の日、人民日報は「國紀(jì)平」名の論説「時を逃してはならず、一朝一夕を爭う――中國と世界の共同発展という歴史的チャンスをつかむ」を掲載した。論説は、1年余り続いている中米経済貿(mào)易摩擦を振り返るとともに「國內(nèi)外のリスクと試練がいかに複雑で厳しくとも、素晴らしい夢を追い求める中國國民の揺るぎない自信と悠然たる構(gòu)えを変えることはできない」「世界は中國経済に『信任票』を投じた。世界はモデル転換と高度化を図り、開放を拡大する中國と共に、共同発展という歴史的チャンスをつかむことを期待している」と指摘した。人民日報が伝えた。
論説は、2019年の世界で大いに注目された思考問題として「五千年の燦然たる文明により培われた中國のような東洋の大國は、70年間の刻苦奮闘により輝かしい成果を得たこのような社會主義國家は、一體パートナーなのか対戦相手なのか?チャンスなのか脅威なのか?」を挙げ、その答えとして「中國の発展は世界に有利であり、中國と各國の日増しに緊密化する?yún)f(xié)力は世界全體にとって幸福なことである」と指摘した。
論説は「世界は過去百年間なかった大きな情勢変動の最中にある。経済のグローバル化という大潮が滔々と前進(jìn)する一方で、一國主義と保護(hù)主義の暗流が逆巻いている。このような情勢では、発展の針路を把握し、発展のチャンスをつかんだ者こそが、果敢に世界経済の波に乗ることができる」と強(qiáng)調(diào)。
「協(xié)力のニーズとウィンウィンのチャンスという一面、摩擦のエスカレートと対立の危険性という一面が、極めて尋常ならざるグローバリゼーションの現(xiàn)実を構(gòu)成している。この全てによって、習(xí)近平國家主席がダボス會議2017の基調(diào)演説で語った『経済のグローバル化は社會生産力発展の客観的要請及び科學(xué)技術(shù)進(jìn)歩の必然的結(jié)果である』『貿(mào)易戦爭は共倒れの結(jié)果しかもたらさない』『どんなに大きな困難も、人類の前進(jìn)の歩みを阻止することはできない』『困難に遭遇したら、自分を怨んでも、他人を非難しても、自信を失っても、責(zé)任を逃れてもならず、共に困難に打ち勝つ必要がある』という言葉が、なおさらに深く理解できる。今日見ると、経済グローバル化への適応、経済グローバル化の誘導(dǎo)に関するこの中國の宣言がいかに重要な現(xiàn)実的意義を持つのかを、人々はなおさらに感じる」と指摘した。