4月19日、米國ニューヨーク市のある病院で、患者を搬送する醫(yī)療従事者(撮影?郭克)。
米國ニューヨーク市では、霊安室に遺體がひっきりなしに運(yùn)び込まれ、遺體を包む袋がなくなって、シーツで遺體をくるむしかなくなっている?;鹪釄訾?4時(shí)間稼働が許可され、ニューヨークは新型コロナウイルス肺炎患者の遺體を無人島に埋葬している。治療費(fèi)が高額であるため、保険に加入していない末端層の患者には負(fù)擔(dān)することができない。(人民網(wǎng)特約評論員?人民網(wǎng)掲載)
わずか8週間で、米國の新型コロナウイルス感染による死者數(shù)は米軍のベトナム戦爭での死者數(shù)の総和を上回った。政府の対応が不十分だったために生じた人道主義上の危機(jī)により、米國では悲劇が次々と繰り広げられている。
にもかかわらず、米國の政治屋たちは今、何をしているのだろうか?「つらくて夜も眠れない」トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は、キャンプデービッドに週末を過ごしに行った。ポンペオ國務(wù)長官は、新型コロナウイルスの発生源が武漢ウイルス研究所だと証明する「大量の証拠」があると聲を限りにわめきたてているが、何の証拠も示せていない。
米國では、感染者數(shù)が1人から100萬人になるまで100日かからなかった。この100日間、米國の政治家は遅々として自宅待機(jī)要請を発令せず、新型コロナウイルスはインフルエンザほど深刻ではないと吹聴し、大規(guī)模な検査は延び延びになっている。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は感染狀況の深刻さを知りながらそれを軽く扱い、「(死者數(shù)が)10萬人未満であるということは、自分がまあよくやっているといえる」とまで発言しているほどだ。ポンペオ國務(wù)長官などは、人権のスローガンをわめきたてながら、一方では責(zé)任を中國になすりつけ、世界保健機(jī)関(WHO)への資金拠出を停止し、キューバやイランなどへの制裁措置に踏み切った。その彼らも自國の人道主義の危機(jī)を前にして黙り込んだものの、他國でさらに深刻な人道主義的危機(jī)を起こそうとしている。
米國人がアメリカ大陸に進(jìn)出した「建國史」を振り返ってみれば、米國式人権を隠れ蓑にして、屍を累々と積み重ねるようなことを繰り返してきたことがすぐに分かる。北米の原住民だったネイティブアメリカンが白人に追いやられ、殺戮されたことがその証であり、シカゴ歴史博物館內(nèi)に展示されている、米國の黒人奴隷が白人からこき使われ、搾取されたシーンがその証だ。また太平洋鉄道建設(shè)の際に伝わった「どの枕木の下にも中國人労働者の死體が埋まっている」というフレーズがその証であり、白人警察の暴力的な法執(zhí)行に対する反対から始まった「黒人の命も大切」と訴える運(yùn)動(dòng)がその証だ。
歴史と現(xiàn)実の相互関連性は、米國式の「人権観」の真の意義が、他人の人権を奪って自らの貪欲を満たすことだという點(diǎn)をさらけ出している。
公正な道理は人々の心のなかにある。世界中の良識(shí)ある人であれば、命を無視する米國の政治家に「人権の衛(wèi)兵」を自認(rèn)する権利がないことを知っている。彼らは見事なうそをつき、罠を仕掛け、責(zé)任を人になすりつけ、ポリティカル?キャピタルを正しくない形で用いているが、「數(shù)萬人以上にものぼる命が失われるのを目にして、良心は痛まないのか」という人間らしい心の奧底から発せられる最もシンプルな問いに答えることができずにいる。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月9日