ウイルスは人類共通の敵であり、感染癥は各國共通の試練だ。感染癥を前に、各國が自らの感染防止?抑制を達成すると同時に、できる限りを盡くして他者を支援するのは人間性のなせる業(yè)であり、道義でもある。翻って米國の一部の政治屋とその追従者を見ると、聖書の箴言「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」は口先だけで、実際には冷血非情な事をしている。彼らは中國からの寄付金を「大盤振る舞い政治」、専門家が支援に駆け付けるのを「地政學的拡張」、物的支援を「マスク外交」と中傷する。その心の偏狹さ、行動のたちの悪さには驚かされる。(人民日報「鐘聲」國際論評)
命に値段はつけられず、人を救うことが最も大切だ。一滴の水のような恩にも、湧き出る泉のような大きさで報いるべきだ。中國は感染癥との戦いの危難の瀬戸際にあった時、國際社會の力強い助けを得た。多くの國々が速やかに中國に醫(yī)療物資などを支援した。各國から差し伸べられた支援の手に、我々は感謝しており、いつまでも忘れることはない。中國は自國で感染がほぼ抑制されると、積極的に対外支援を繰り広げ、新中國成立以來支援期間が最も集中し、最も広範な緊急人道主義行動を始動し、東京からパリまで、テヘランからマドリードまで、黒海沿岸からアフリカの隅まで、この春に中國からの醫(yī)療物資を世界中の各大空港に輸送し、世界保健機関(WHO)などの國際機関に大量の資金を寄付し、醫(yī)療専門家チームを世界各地に派遣し、専門家によるビデオ會議を何度も開催してきた。人類運命共同體の構築推進を打ち出した中國は、自らの実際の行動によってこの理念を?qū)g踐している。
一方で、感染癥の下、米國は一體自國と世界のために何をしたのかと、人々は問わざるを得ない。感染が始まると、米國はWHOの警告を無視し、不十分な措置を講じ、自國での大流行を招き、ひたすら他國に責任を押し付けた。対外的には感染癥対策が急がれることを無視して、イラン、シリア、ベネズエラなどへの制裁を強化した。WHOは各國の感染癥との戦いを支援する重要な國際機関だが、米國は資金拠出の停止や脫退の脅しも辭さないうえ、各國の選挙で選ばれたWHOトップの更迭を橫暴にも要求している。
ウイルスが猛威を振るう中、互いに助け合い協(xié)力して初めて、困難を克服することができる。これは基本的道理であり、國際的な共通認識でもある。翻って米國を見ると、國連が始動したワクチンと治療薬の開発?生産における國際的な協(xié)力計畫への參加を拒絶した。感染対策物資が世界的に不足する中、米國は同盟國への友情さえ顧みず、他國の発注した防疫物資を差し止めた。ワクチンは感染癥との戦いにおける希望であり、最終的な勝敗を決める武器だ。だが米國は大金でドイツのワクチン開発企業(yè)の新型コロナウイルスワクチンの所有権を獨占しようとしている。この行動は西側メディアから「現(xiàn)代の海賊」と呼ばれた。
危難の際には、道義の力、人間性の溫かみがとりわけ貴重だ。感染癥の下、米國の政治屋は新型コロナウイルス感染癥の流行を交通事故に例えて、數(shù)萬人が死亡する悲慘な情景を軽視し、冷血非情さをあらわにした。また、ウイルスの感染拡大を許して、高齢者や弱者、病人、障害者、ホームレスなどを淘汰させることで、「我々の社會の重大な負擔を解決すべき」と主張して、人々の怒りを買った米高官もいる。米國の一部の政治屋は「感染癥対策における米國の強大な指導能力」を自慢し、ポンペオ國務長官にいたっては全く恥知らずにもあちこちでほらを吹き、「気前の良さは米國の核心的価値観だ」と主張しているが、実際には口先だけで、行動を伴っていない。
大変皮肉なことに、米誌ナショナル?インタレストは「米國が中國から受け入れた支援は、米國政府自身が國民に與えたものよりも多い」と指摘した。
人類に地球は一つしかなく、各國は一つの世界に共存している。感染を防止?抑制?阻止するこの世界の戦いにおいて、命を救うこと以上に重要なことはなく、手を攜えて協(xié)力すること以上に差し迫って必要なこともない。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月6日