2020年8月4日、一臺(tái)の燃料電池路線バスが、張家口寧遠(yuǎn)空港の第2ターミナルビル前の広場(chǎng)を走行中。(撮影?陳暁東/寫真提供は人民図片)
「張家口は冬の外気溫がいつも氷點(diǎn)下20度あまりまで下がるが、この車は軽快に走り出す」。このように話す河北省張家口市の路線バス運(yùn)転手の李寶生さんは運(yùn)転歴30年以上のベテランで、これまでにディーゼル車、ガソリン車、電気自動(dòng)車(EV)を運(yùn)転し、今は燃料電池車の市內(nèi)路線バスを運(yùn)転している。水素エネルギーを電気エネルギーに転換して走る路線バスで、「加速が普通の乗用車より速いし、満?jiǎn)Tで動(dòng)き出しても圧力を感じない」という。
7月の張家口壩上地區(qū)は、青空に真っ白な雲(yún)が浮かぶ。李さんの運(yùn)転する水素エネルギーの路線バスに乗ると、走行が安定していて、音の靜かなドライブを楽しめる?!概艢萃病工槌訾皮毪韦纤蔚韦坤堡?。
壩上地區(qū)では、太陽(yáng)光パネルと風(fēng)力発電の風(fēng)車を至る所で目にすることができる。2015年7月、張家口市は國(guó)家級(jí)再生可能エネルギーモデル?yún)^(qū)の建設(shè)を認(rèn)可された。昨年末までに、同市の再生可能エネルギーの設(shè)備容量は2003萬(wàn)キロワットに達(dá)し、規(guī)模はさらに拡大している。
2021年7月6日に撮影された河北省張家口市の壩上地區(qū)の草原の景色。(撮影?陳暁東/寫真提供は人民図片)
2022年に北京市は張家口市と共同で冬季五輪?パラリンピックを開催し、「グリーン」が理念のトップに置かれる五輪?パラになる?!弗哎戛`ン五輪?パラ開催」のため、張家口市は18年7月に第1弾となる燃料電池市內(nèi)路線バス74臺(tái)を購(gòu)入し、公共交通の運(yùn)営に投入した?,F(xiàn)在は304臺(tái)に増え、市內(nèi)を走る路線バス全體の約40%を占める。
張家口市公共交通集団有限公司の霍俊青副社長(zhǎng)は、「水素エネルギー路線バスは耐寒性能が高く、動(dòng)力が十分にあり、航続距離が長(zhǎng)く、最も重要な點(diǎn)は二酸化炭素(CO2)を排出しないことだ。2021年2月、『EXPERIENCE北京』を掲げたウィンタースポーツのシリーズテストイベント期間中、當(dāng)社の水素燃料路線バス80臺(tái)が張家口の競(jìng)技エリアのサービス保障テストに參加した。フル充填すれば一臺(tái)當(dāng)たり水素約20キログラムが必要で、その航続距離は400キロメートルに達(dá)する」と説明した。
今年7月初旬、張家口市水素エネルギー路線バスの総走行距離は1500萬(wàn)キロメートルに達(dá)し、旅客輸送量は延べ4300萬(wàn)人余りに上った。今年10月になると、同市はさらに水素エネルギー路線バス140臺(tái)を投入する計(jì)畫だ。
張家口市緯三路の水素ステーションで、張家口市公共交通水素エネルギー新エネルギー科技有限公司の水素ステーション業(yè)務(wù)責(zé)任者の白巖さんは、「ここでは4臺(tái)同時(shí)に水素を充填でき、5-10分で自動(dòng)車1臺(tái)分のフル充填が終わり、電気自動(dòng)車の充電より何倍も速い」と話した。同ステーションは昨年2月に完成し、正式に商業(yè)化運(yùn)営が行われる固定の水素ステーションだ。冬季五輪にサービスを提供するため、張家口はこのほか水素ステーション7ヶ所を建設(shè)する計(jì)畫で、すでに3ヶ所が完成している。
2021年6月28日、河北省張家口市宣化區(qū)の京新高速道路と張石高速道路が交差するところを空から眺めた様子。(撮影?陳暁東/寫真提供は人民図片)
張家口海珀?duì)栃楼ē庭毳`科技有限公司の技術(shù)責(zé)任者の趙輝さんは、「水素を作るのに必要なのは主に水と電気で、張家口には豊富な風(fēng)力発電と太陽(yáng)光発電資源があり、『グリーン電力』を利用して『グリーン水素』を生産できる。水素エネルギーを消費(fèi)すると排出されるのは水で、自然に戻せば再利用が可能なため、水素エネルギーの生産?使用の全プロセスはグリーンで汚染ゼロだ。市では水素エネルギー産業(yè)が支持され、企業(yè)に電力を特別価格で提供している。私たちは市場(chǎng)価格よりも安く水素を供給し、水素関連市場(chǎng)を育成している」と説明した。
中國(guó)はCO2排出量ピークアウト、カーボンニュートラルの目標(biāo)をすでに設(shè)定し、張家口市は「グリーン電気」で「グリーン水素」を生産し、全プロセスでCO2排出量をゼロにした。また同市は「壩上地區(qū)水素エネルギー建設(shè)第14次五カ年計(jì)畫及び2035年までの長(zhǎng)期目標(biāo)(2021-2035年)」を制定し、計(jì)畫、政策、産業(yè)、企業(yè)など多方面が協(xié)同する総合プランをほぼ構(gòu)築した。海珀?duì)枻坤堡扦胜⒑颖苯ㄔO(shè)投資集団の新エネルギー有限公司が建設(shè)する沽源風(fēng)電水素生産総合利用モデルプロジェクトがすでに完成して調(diào)整の段階に入り、日産能力は6トン近くに達(dá)する。河北交通投資集団のグリーン水素エネルギー一體化モデル拠點(diǎn)などのプロジェクトも秩序よく進(jìn)められている。現(xiàn)在、張家口市の水素エネルギープロジェクトは7件が生産をスタートし、23件が建設(shè)中で、水素の生産、充填、貯蔵の設(shè)備製造、燃料電池の中核部品、水素エネルギー自動(dòng)車の製造などによる総合的産業(yè)チェーンがほぼ形成されている。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年7月14日