中國社會科學院日本研究所の楊伯江所長は、8日に行われた中日両國首脳の電話會談について「両國関係の正しい発展に向けた良いスタート」と前向きに評価した。國際在線が伝えた。
中國の習近平國家主席は8日に日本の岸田文雄首相と電話會談を行い、「中國は日本の新政権が両國のハイレベル交流の維持を重視していることを稱賛し、日本側(cè)と対話?協(xié)力を強化し、歴史を鑑として未來に目を向ける精神に基づいて、新時代の要請に見合った中日関係の構(gòu)築を後押しすることを望んでいる」と表明した。岸田首相からも、現(xiàn)在の國際情勢や地域情勢の下で、日中関係は新時代に入ろうとしているとの認識が示された。
楊所長はインタビューで、「今回の中日首脳電話會談の基調(diào)は積極的、肯定的、前向きなものだった」と指摘。また、中國側(cè)が重點的に強調(diào)した點として以下の內(nèi)容を挙げた。(1)両國関係の正と負の両面の経験を真剣に汲み取る必要がある。これは中日関係の全般的な原則、政治的基礎を指している。(2)雙方は國政運営面の交流や経済政策の協(xié)調(diào)などを強化すべきだ。これは両國間に広い協(xié)力の余地があることを反映している。(3)真の多國間主義を?qū)g行し、地域協(xié)力を積極的に促進し、協(xié)調(diào)して世界的な試練に対応する必要がある。
來年両國は國交正?;?0周年を迎える。楊所長は、中日首脳が共に今回の電話會談で、これを契機に対話を強化し、協(xié)力を推進する意向を表明したことに注目。「習主席は雙方が『初心に立ち返り、向き合って進む』必要性を示し、岸田首相は雙方が対話を通じて溝を管理?コントロールし、新時代の要請に見合う建設的で安定した日中関係の構(gòu)築に向けて共に努力することを主張した。雙方の表現(xiàn)は、2019年6月の両國首脳の『10の共通認識』における表現(xiàn)を引き継いでいる。今回の中日のハイレベル交流は、肝要な時機に行われた、重大な意義と計り知れない影響を持つものだ」と分析した。2019年6月27日、習主席は大阪で日本の安倍晉三首相(當時)と會談。両國首脳は、二國間関係や地域?國際問題について10の共通認識に達し、雙方が共通認識に焦點を合わせ、溝を管理?コントロールし、両國関係の健全な発展を共同で推進し、手を攜えて世界の平和と安定的発展に積極的に貢獻していくことで一致した。
また、楊所長は中日首脳電話會談について、「中日関係の正しい発展のために良いスタートを切った。今後、雙方がしっかりと向き合って進み、共に努力して、両國関係が正しい軌道に沿って健全に安定して発展していく後押しをすることを願っている」と述べた。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年10月11日