北京の街を人民網(wǎng)日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩いて紹介する、その名も「ぶらり北京」。今回は新しくオープンしたパンダカフェを目當(dāng)てに、北京動(dòng)物園に行ってきました。大雪の後の積雪がまだ殘り、寒風(fēng)吹きすさぶ中で出かけた動(dòng)物園で2人が見(jiàn)たものは?パンダカフェのお味のほどは?
【噂の脫走パンダに出會(huì)った!】
北京に一日中大雪が降った日の翌々日、北京動(dòng)物園を訪れた。北京動(dòng)物園は中國(guó)で最も早くに開(kāi)園した動(dòng)物園で、清の光緒32年(1906年)、清?農(nóng)工商部の農(nóng)事試験場(chǎng)內(nèi)に作られた。當(dāng)時(shí)、場(chǎng)內(nèi)には動(dòng)物園と植物園があり、西太后や光緒帝も2度訪れているという。北京動(dòng)物園のシンボルともなっている舊正門(mén)はこの農(nóng)事試験場(chǎng)の正門(mén)だ。園內(nèi)に入って右手にも農(nóng)事試験場(chǎng)の建物が殘されている。
北京動(dòng)物園の舊正門(mén)。清末の農(nóng)事試験場(chǎng)の門(mén)を利用したもので、現(xiàn)在は文化財(cái)保護(hù)のため使用されていない(撮影?勝又あや子)
さて、私たちは開(kāi)園時(shí)間の朝7時(shí)半ちょうどに待ち合わせ、開(kāi)園直後に舊正門(mén)の西側(cè)にある新正門(mén)から入園。入園後はまっすぐにジャイアントパンダ館へ。ところが、なんとパンダ館は8時(shí)オープン。そこで「寅年だからトラを見(jiàn)に行こうか」と獅虎山に向かうも、こちらもオープン前で、屋外運(yùn)動(dòng)場(chǎng)にもトラの姿は見(jiàn)えず。むなしく獅虎山の周りを一周して、パンダ館の前に戻った。
北京動(dòng)物園のジャイアントパンダ館(撮影?勝又あや子)
敷地內(nèi)の奧にあるジャイアントパンダオリンピック館に向かうと、さっそく運(yùn)動(dòng)場(chǎng)にパンダの姿を発見(jiàn)。木登りにジャングルジム、平均臺(tái)にボール投げ、さらには二足立ちに四回転連続でんぐり返しと、北京冬季五輪出場(chǎng)選手も顔負(fù)けの高難度トリックを次々にメイク!休むことなく動(dòng)き回るパンダに、人間のほうもスマホやカメラを片手にあっちへ移動(dòng)、こっちへ移動(dòng)と大忙し。
朝から元?dú)荬い盲绚い藙?dòng)き回るパンダ(撮影?勝又あや子)
このパンダの名前は「萌蘭(モンラン)」。そう、去年12月に柵越えしてバッファエリアに脫走した「脫走犯」パンダだ。
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この日のモンランの動(dòng)きを見(jiàn)ていると、なるほどこの活発ぶりなら柵越えもしちゃうかも?と思えた。ただ、運(yùn)動(dòng)場(chǎng)の柵の上部には脫走を予防する「パンダ返し」がすでに取り付けられていて、大脫走の夢(mèng)再び……とはならなそうだ。
【もぐもぐタイムを目撃!】
動(dòng)き回り続けるスタミナ抜群のモンランをずっと見(jiàn)ていたら凍え切ってしまいそうになり、たまらずオリンピック館の中に避難。屋內(nèi)ではパンダたちの朝ご飯の様子を見(jiàn)ることができた。入ってすぐの部屋にいた2頭は青竹に夢(mèng)中。奧の部屋にいた1頭はタケノコを堪能していた。エサの前にどっかりと座り込み、器用にタケノコの皮を剝いて中身をガブリ。そして顎を上のほうに上げ、まるで美味しさをかみしめるように目を細(xì)め、恍惚の表情を浮かべる。その美味しそうなことといったら!思わず、「私もタケノコ食べたい。今夜はタケノコ料理にしようかな」と思ってしまったほどだ。
タケノコをおいしそうに頬張るパンダ(撮影?勝又あや子)
朝ご飯の時(shí)間は絶好の観覧タイム。いつも寢てばかりというイメージのパンダたちが活発に動(dòng)き、食事をする様子が見(jiàn)られるのだ。パンダのもぐもぐタイムは朝8時(shí)半頃。動(dòng)物園に8時(shí)ごろ入園し、まっすぐパンダ館に向かうとちょうどいい頃合いだ。
そんなわけで、動(dòng)くパンダを見(jiàn)に行きたい人へのアドバイスは、「早起きは三文の徳!動(dòng)くパンダを見(jiàn)たいなら早朝がオススメ!」。寒さに負(fù)けず、眠気にも負(fù)けず、朝のうちに入園するのが吉。朝ご飯タイムを逃すべからず!
【パンダカフェに行ってみた!】
ところで、この日北京動(dòng)物園に行った一番の目的は、ジャイアントパンダオリンピック館2階にオープンしたばかりのPanda Coffee。店內(nèi)のインテリアもメニューもパンダだらけと聞いて、期待に胸を高鳴らせながら2階へと向かった。
ジャイアントパンダオリンピック館2階に2月にオープンしたPanda Coffee(撮影?勝又あや子)
カフェ內(nèi)は噂にたがわずパンダだらけ!パンダファンならずともテンションが上がる。フードやドリンクも、パンダの焼き印がついたパンダトーストやパンダの模様が描かれたカプチーノなど、パンダをモチーフにしたメニューが用意されている。私たちはパンダカプチーノ、パンダオレオブラックチョコモカ、桜抹茶フローズンラテ、パンダトースト、パンダチョコ付きワッフルを注文して、ちょっとしたパンダ祭りを楽しんだ。
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パンダのモチーフがいっぱいのPanda Coffeeのメニュー(撮影?勝又あや子
パンダモチーフ自體は可愛(ài)らしくてSNS映えしそうだが、お味はまあ……普通?そしてパンダトーストの焼き印は一番上のトーストだけで拍子抜け。さらに、トーストとワッフルは紙皿に盛り付けられていて、なんだか文化祭の模擬店のようでちょっとがっかり。むしろ動(dòng)物園內(nèi)にあるパティスリーで売られているシュークリームのほうがよかったかも?
園內(nèi)にある原麥山丘で売られていたパンダシュークリーム(撮影?勝又あや子)
パンダ館のパンダとパンダカフェを楽しんだ後は、朝一番に見(jiàn)ることができなかったトラを見(jiàn)に獅虎山を再訪。今年は寅年。キリッと凜々しい東北虎(アムールトラ)などトラたちを表敬訪問(wèn)し、寅年の幸運(yùn)を祈願(yuàn)してきた。
雪の殘る極寒の北京動(dòng)物園で朝早くからパンダ祭り。見(jiàn)ている間ずっと動(dòng)き続ける元?dú)荬圣靴螗馈⑶嘀瘠浈骏饱违长蛎牢钉筏饯Δ宋钉铯Δ猡挨猡哎靴螗馈ⅳ丹椁摔膝靴螗昆榨Г浈靴笪荬丹螭违靴螗昆哎毳幛蚩澳埭筏啤⒋鬁鹤悚味蝿?dòng)物園だった。(文?勝又あや子)
ぶらり北京
北京の街を人民網(wǎng)日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩き、見(jiàn)たり、食べたり、遊んだり?興味の向くまま、気の向くまま、北京の魅力をゆる~くお伝えしていきます。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年2月22日