北京の街を人民網(wǎng)日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩いて紹介する、その名も「ぶらり北京」。今回は冬の什剎海と鼓樓界隈をぶらりと歩いて、北京の冬の名物を満?jiǎn)摔筏皮蓼筏俊￥扦狻ⅳ长?人が満?jiǎn)摔工毪趣いΔ长趣稀浃盲绚曜钺幛悉猡挨猡哎骏ぅ啵?/p>
【滑る！】什剎海屋外スケート場(chǎng)で冬のスポーツを満?jiǎn)?/strong>
北京の中心部にある什剎海エリアには、前海と後海という池があり、冬場(chǎng)には池の水が凍結(jié)する。ここは北京っ子にとってはまたとない天然のスケート場(chǎng)で、年配の人の中には子供の頃ここでスケートを覚えたという人も多い。管虎（クワン?フー）監(jiān)督の映畫(huà)「老炮児」（日本語(yǔ)タイトル「ロクさん」）では、主人公のロクさんを演じる馮小剛（フォン?シャオガン）がなかなかの腕前を披露している。
鼓樓と鐘樓を眺めながらスケートやそり遊びなどが楽しめる什剎海スケート場(chǎng)（撮影?勝又あや子）
今では池に自由に出入りして滑ることはできなくなっているが、毎年元日を過(guò)ぎた頃になると屋外スケート場(chǎng)がオープンし、冬空の下でスケートを楽しむことができる。スケートエリアではスケート靴の貸し出しもしているので、什剎海エリアの観光ついでにひと滑り！なんてこともできるし、普通の靴のまま入場(chǎng)してそりや氷上自転車(chē)で童心に帰って遊ぶこともできる。今年は新たにリアルなぬいぐるみがついた「ハスキー犬ぞり」も登場(chǎng)。まるでアラスカに旅した気分にもなれる？
什剎海スケート場(chǎng)に新たに登場(chǎng)した「ハスキー犬ぞり」（撮影? 勝又あや子）
北京冬季五輪の微博（ウェイボー）公式アカウントが最近発表したショート動(dòng)畫(huà)「故宮里的冬奧會(huì)」（故宮の中の冬季五輪）によると、故宮博物院が所蔵している明代や清代などの古い絵畫(huà)に、冬のスポーツを楽しむ昔の人々の姿が描かれている。昔の人たちも鼓樓や鐘樓を眺めながら冬のスポーツを楽しんだのかと想像すると、なかなか趣深い。
【眺める！】鐘樓から雪の鼓樓と中軸線を一望に
什剎海屋外スケート場(chǎng)を後にし、鼓樓へと向かう。鼓樓に登って、今滑ってきた什剎海を眼下に眺めようと思っていたのだが、なんと改修中でお休み。それならばと、鼓樓の北側(cè)にある鐘樓に登ってみた。
鼓樓も鐘樓も、往時(shí)は北京の人々に時(shí)を告げる役割を果たしていた。鐘樓は元代に建てられたが、その後火災(zāi)で焼失。明の永楽18年（1420年）に再建されるも、やはり火災(zāi)に遭って消失した。その後、清の乾隆10年（1745年）から2年かけて再建された。
雪の鐘樓（撮影?勝又あや子）
鼓樓と鐘樓は、往時(shí)の北京城內(nèi)の真ん中を南北に走る「中軸線」上に建っている。かつての中軸線の南端は永定門(mén)、北端は鐘樓とされていたが、現(xiàn)在では中軸線の概念は北へと延長(zhǎng)され、開(kāi)幕が迫ったオリンピック公園までが中軸線とされている。昨年9月に「ぶらり北京」で訪れた北京五輪タワーも中軸線上にある。
【ぶらり北京】高いところから北京を眺めてみた！編
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しかし、最初に建設(shè)された元代の鼓樓と鐘樓は、実は今の場(chǎng)所よりも少し西、舊鼓樓大街の南端にあったという。「なるほど！舊鼓樓大街の舊とは明代から考えての舊だったのか！」と膝を打った。
鐘樓からの眺め（撮影?勝又あや子）
「高い、急、滑る」とチケット売り場(chǎng)の人に脅されて登った石造りの階段は、まさにその言葉通りの「心臓破りの階段」だった。しかし、息を切らせ、足をプルプル震わせながらようやく登り切り、鐘樓の上から眺めた北京の雪景色は、目にも心にもしみる絶景だった。鼓樓と鐘樓がある辺りは今も古い町並みが殘っており、昔からの北京の雰囲気が味わえる。天気がよければ、道端でトランプや中國(guó)將棋に興じる人々や、椅子を出して日向ぼっこをするお年寄り、広場(chǎng)で羽根蹴りをするグループなどの姿をよく見(jiàn)かける。家の軒下にハト小屋を作ってハトを飼っている人も多い。この日も、近所の人が放したと思われるハトが雪空を舞っていた。
【食べる！】光緒19年創(chuàng)業(yè)の老舗で羊肉しゃぶしゃぶに舌鼓
冬のスポーツと観光を楽しんだ後は、舌で冬の名物を味わおう。冬においしい北京のグルメといえば、やはり羊肉のしゃぶしゃぶ「涮羊肉（シュワンヤンロウ）」だろう。地下鉄の鼓樓大街駅から少し北に行ったところにある金生隆は、清の光緒19年（1893年）に開(kāi)業(yè)した老舗。羊肉しゃぶしゃぶと、羊や牛のモツをゆでた「爆肚（バオドゥ）」の名店だ。
涮羊肉の起源には諸説あるが、一番有名なのは、元の世祖フビライが行軍の途中で発明したという説だ。行軍と敵陣の攻撃への対応の速度を上げるために、フビライがすぐに火が通るよう羊肉を薄く切らせ、お湯でゆでて塩をつけて食べたところ美味しかったため、それが元朝の人々の食卓に上るようになったと伝わっている。
冬になると特に戀しくなる涮羊肉（撮影?勝又あや子）
金生隆の羊肉はすべて生。しかも部位ごとに提供し、その種類は8種類にも上る。4代目として店の経営を取り仕切る馮夢(mèng)濤さんのオススメは、あばら肉の「羊筋肉」、背中の肉の「羊上脳」、後ろ腿の內(nèi)側(cè)の「黃瓜條」だ。野菜など他の具材は入れず、まずは肉からしゃぶしゃぶするのが「涮羊肉の掟」。馮さんによると、まずは脂身の多い羊筋肉などから食べ始めるといいという。四川風(fēng)の激辛火鍋などと違って、涮羊肉のスープはお湯にネギや生姜などを入れただけ。お肉からの油がよくまわったところで野菜を食べたほうが美味しく食べられるのだという。そして調(diào)理法がシンプルなだけに、食材の鮮度とタレが各店舗のこだわりどころだ。
冬場(chǎng)になると、羊肉を食べて滋養(yǎng)をつけようと思う人が増えるのか、涮羊肉の店には多くの客が詰めかける。冷え込む冬の夜に、涮羊肉店の窓が店內(nèi)の蒸気で曇る光景は北京の冬を代表する光景の一つだ。
涮羊肉店の窓が湯気で曇る光景は北京の冬の風(fēng)物詩(shī)の一つ（撮影?勝又あや子）
什剎海で氷上自転車(chē)に乗り、かつて北京の人々に時(shí)を告げた鐘樓から北京の雪景色を眺め、清末から続く老舗で羊肉しゃぶしゃぶに舌鼓。北京冬季五輪の開(kāi)幕を前に、冬のスポーツと冬のグルメを満?jiǎn)摔筏恳蝗栅趣胜盲俊?span style="text-indent: 1em;">（文?勝又あや子）
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年1月27日
