今年1月1日に発効した地域的な包括的経済連攜(RCEP)協(xié)定は今、福建省の開放レベルをより高い方へと押し上げつつある。中國新聞社が伝えた。
福建は対外貿(mào)易が盛んな省で、昨年の域內(nèi)総生産(GDP)4兆8800億元(1元は約18.2円)のうち対外貿(mào)易が1兆8400億元に達(dá)した。RCEPの発効は福建の対外貿(mào)易に新たな活力を與えた。統(tǒng)計データを見ると、RCEPが発効した最初の1ヶ月に、同省の福州稅関が発行したRCEPに基づく原産地証明書は307件に上り、1億900萬元相當(dāng)の輸出貨物が國外で関稅の優(yōu)遇措置を適用される。廈門(アモイ)稅関が発行したRCEP関連の原産地証明書は1013件で、4億9800萬元相當(dāng)の輸出貨物が対象になり、これにより輸出企業(yè)は輸出先で500萬元の関稅の減免措置を適用される見込みだ。
福建の対外貿(mào)易にとって、日本への輸出がRCEP発効後の新たな注目點(diǎn)だ。福州稅関の報告によると、RCEPが発効した最初の一ヶ月間に、対日輸出貨物に対して発行したRCEP関連の原産地証明書は計296件、対象の輸出貨物は1億600萬元相當(dāng)となり、同稅関が発行したRCEP関連の原産地証明書件數(shù)の96%、対象輸出貨物の金額の97%を占めた。主な輸出製品は冷凍シーフード及びその加工品を中心とした農(nóng)産物、靴類製品、化學(xué)品となっている。
廈門科林絲日化有限公司の責(zé)任者の郭さんは、「當(dāng)社の化粧品はこれまで歐州と米國が主な輸出先だったが、RCEP発効後は対日輸出関稅が減免され、企業(yè)は日本市場開拓に対する自信を強(qiáng)めている」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年2月21日