ここ數(shù)年、女性の住宅購入パワーが日増しに高まって、今や軽視できない時代のトレンドとなっている。女性の住宅購入意欲が年々上昇しているのは、獨立の意識や所得水準(zhǔn)といった要因による影響だけでなく、現(xiàn)代社會における結(jié)婚の役割の変化とも密接な関係がある。
「結(jié)婚より住宅購入の方がより安全感を感じられる」、「自分のための風(fēng)雨をしのげる場所がほしい」、「家庭や結(jié)婚生活よりも心強い」などが、新時代の女性を住宅購入に向かわせる現(xiàn)実的な要因だ。
臺頭する女性の住宅購買力
中國の不動産関連の調(diào)査機関の貝殻研究院が7日に発表した報告によると、ここ數(shù)年の住宅取引データから、女性が居住用の住宅消費の分野で「天の半分を支える」存在になりつつあることがわかる。同研究院がまとめた2021年の38都市での取引データによれば、女性消費者の割合は48.65%に上り、17年の45.54%に比べて3.11ポイントも上昇した。
一線都市だけでなく、新一線都市、二線以下の都市でも、女性の購入者の割合が上昇している。21年には一線都市で女性購入者は49.33%を占め、18年に比べて3.48ポイント上昇した。新一線都市では49.33%で同3.96ポイント上昇し、二線以下の都市では48.32%で同3.55ポイント上昇した。21年に一線都市で女性の割合が最も高かったのは深センで、54.76%に達した。
結(jié)婚より住宅に安全感?
女性の住宅購買力が徐々に臺頭したことは、女性が仕事のキャリアや収入の上で大きな発展を遂げたことと切り離せない。
データを見ると、所得水準(zhǔn)が高い女性層ほど、住宅所有率が高い。月収3千元(1元は約18.3円)以下の層では自分名義の住宅所有率が12.12%だが、1萬5千元以上の層ではこの割合が75.91%に跳ね上がる。
同時に、高學(xué)歴の女性は居住に関連した消費でより多くの時間をかけていることもわかる。短大?高専以下の學(xué)歴の女性は、物件を見に行くところから購入するまでで1ヶ月以內(nèi)という人の割合が40.2%に上り、學(xué)部卒の女性より3.99ポイント、大學(xué)院卒の女性より6.35ポイント、それぞれ高かった。つまり、學(xué)歴が高い女性ほど資産の安全性を考えてより慎重になるということだ。
學(xué)歴や所得水準(zhǔn)といった要因による後押しだけでなく、女性の住宅購入現(xiàn)象の高まりは、現(xiàn)代の戀愛観や結(jié)婚観の変化とも関係がある。
婚姻率が低下し、離婚率が上昇する現(xiàn)代に、結(jié)婚しなければ家を買えないと考える女性はますます少なくなった。結(jié)婚の重要性が相対的に弱まって、結(jié)婚して家を買うよりも、一部の女性は自分だけの家を買いたいと考えている。同研究院の調(diào)査では、調(diào)査に回答した女性の74.6%が「結(jié)婚より先に自分の家を買うべき」と考えていた。
女性消費者の「自分で家を買う」ニーズの背景には、主に次の3つの原因がある。「結(jié)婚より住宅購入の方がより安全感を感じられる」、「自分のための風(fēng)雨をしのげる場所がほしい」、「家庭と結(jié)婚生活の中により自信がある」。伴侶に頼らず、獨立した自分自身をよりどころにして素晴らしい生活を送りたいという現(xiàn)代女性の意識がうかがえる。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年3月9日