中國が建造した1隻目のメタノールデュアルフューエル動力グリーン船舶。撮影?趙雲(yún)鵬

中國が建造した1隻目のメタノールデュアルフューエル動力グリーン船舶が20日、広州市南沙區(qū)で引き渡しされ、工場を出た。同船は中國船舶集団傘下の広船國際が獨(dú)自に研究開発?設(shè)計?建造した4萬9900トン級メタノールデュアルフューエル化學(xué)品?石油製品船の1隻目で、世界トップのメタノールデュアルフューエル駆動システムを搭載しており、最大で炭素排出を75％、窒素排出を15％、硫黃及び粒子狀物質(zhì)排出を99％削減できる。

同船に搭載されているメタノールデュアルフューエル駆動システムは、燃料、燃料水和物、メタノール、メタノール水和物の4種の燃料モードで駆動する。船舶分野での水和物燃料プランの応用は初めてで、燃焼狀態(tài)の制御により排ガスを減らせる。排ガス処理システムを搭載せずとも、國際海事機(jī)関の最高等級の排出基準(zhǔn)を満たせる。

メタノールは現(xiàn)在、世界の100以上の港で使用されている。液化天然ガス（LNG）などの同類代替製品と比べると保管?輸送がより便利で、インフラ整備にかかる費(fèi)用が少なく、コストと安全の大きな優(yōu)位性を持つ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年6月21日