13年以上の経験を持つベテラン工蕓美術(shù)デザイナーである侯湛瑩さんは、「80後(1980年代生まれ)」の全國(guó)人民代表大會(huì)の代表だ。第13期全國(guó)人民代表大會(huì)（全人代）第5回會(huì)議が今月5日に開幕するのを前に、侯さんは、「第一線で働く人の聲を伝えることをとても楽しみにしている」とした。人民網(wǎng)が報(bào)じた。
第13期全人代代表のデザイナー?侯湛瑩さん（撮影?袁蒙）。
數(shù)千年の文明を「國(guó)賓への贈(zèng)呈品」に
北京握拉菲首飾有限公司?設(shè)計(jì)部の部長(zhǎng)である侯さんが率いるチームは現(xiàn)在、國(guó)の勲章や國(guó)賓への贈(zèng)呈品のほか、一般向けのアクセサリーや裝飾品といった工蕓美術(shù)品のデザインを手掛けている。
侯湛瑩さんのチームがデザインしたジュエリーボックスセット「夢(mèng)と天下」（撮影?袁蒙）。
「國(guó)賓への贈(zèng)呈品は民族文化と國(guó)家イメージの象徴で、文化的奧深さを備えた意義深いものでなければならない。そして、デザインや作り方などの面でも中國(guó)らしさが求められる」と話す侯さんは、作品が観賞性と実用性を兼ね備え、伝統(tǒng)工蕓と現(xiàn)代技術(shù)を融合させることを重視している。ジュエリーボックスセット「夢(mèng)と天下」のデザインは彫漆やメタルアートの「花絲鑲嵌」、「鏨刻」といった中國(guó)の伝統(tǒng)工蕓と3Dプリント技術(shù)をコラボさせている。
侯さんは、「國(guó)賓への贈(zèng)呈品をデザイン、製作する過程で、伝統(tǒng)文化に対する自信を最も強(qiáng)く感じる。何千年にもわたり蓄積されてきた文明の成果を國(guó)賓への贈(zèng)呈品という形でPRできるのはとてもうれしい」と話す。
「中國(guó)テイスト」を世界へ進(jìn)出させるために行うべき點(diǎn)について侯さんは、「イノベーションが非常に重要?，F(xiàn)代のファッションと組み合わせて、中國(guó)の伝統(tǒng)工蕓文化に新たな活力を吹き込むことができる?，F(xiàn)在流行している中國(guó)文化を取り入れた文化クリエイティブグッズはその良い例だ。奧深い中國(guó)伝統(tǒng)文化ベースとしたうえで、現(xiàn)代のファッションのトレンドの特徴を取り入れ、両者を融合させるためには、デザイナーが模索と學(xué)習(xí)を続け、獨(dú)特なデザインスタイルを編み出さなければならない」との見方を示す。
第13期全人代代表のデザイナー?侯湛瑩さん（撮影?袁蒙）。
「第一線で働く人の聲を伝えたい」
侯さんは2018年に全人代の代表に選ばれ、今年で5年目になる?；顒?dòng)內(nèi)容や流れはもう熟知しているものの、プレッシャーは大きいといい、「末端の一線で働く人の代表として、私の議案は、一線で働く人々の聲を反映し、関連業(yè)界の問題が解決されるようにしなければならない。參加者は各業(yè)界を代表しており、會(huì)議に提出する議案や取り上げる問題は、専門的であると同時(shí)に、的を射たものでなければならない。そのために、議案の質(zhì)を磨かなければばならない」と話す。
侯さんは昨年、「工蕓美術(shù)業(yè)界の中?長(zhǎng)期発展計(jì)畫策定」を提案し、採(cǎi)用、実行された。今年は、「工蕓美術(shù)業(yè)界のブランドビルディング」と「伝統(tǒng)工蕓美術(shù)人材の持続可能な質(zhì)の高い発展の実現(xiàn)」という2つの議案を提出する予定という。
侯さんは調(diào)査を経て、中國(guó)の工蕓美術(shù)業(yè)界は現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で依然として中?小?零細(xì)企業(yè)がメインで、小規(guī)模な作業(yè)場(chǎng)で手作業(yè)により生産されているケースが多く、ブランドビルディングや市場(chǎng)とのマッチングという面でウィークポイントが存在していることを発見した。そのため、「無形文化遺産や工蕓美術(shù)企業(yè)が生存し、発展していくための『ラスト1キロ』を開通させ、無形文化遺産伝承人の資質(zhì)ランク審査制度を作り、価格帯の設(shè)定や政府調(diào)達(dá)範(fàn)囲への組み込みといった対策を講じて、無形文化遺産伝承人や従事者の自信を確立させ、ブランドビルディングを強(qiáng)化し、業(yè)界の発展を促進(jìn)するよう奨勵(lì)しなければならない」と指摘する。
全人代代表として侯さんが最も関心を寄せているのは、いかに若者を工蕓美術(shù)業(yè)界へと呼び込み、その人材を育成するかという問題だ。そして、「工蕓美術(shù)業(yè)界は高齢化が進(jìn)み、腕の良い職人の不足が深刻になっている。メカニズムや理念を革新し、制度という角度からさらに多くのサポートを提供する必要がある」とし、「學(xué)校と企業(yè)が連攜して、高い質(zhì)の専門人材の育成を方向性にして取り組み、政府と業(yè)界、企業(yè)が協(xié)力して人材育成メカニズムを構(gòu)築する」ことを提案している。
侯さんは、「今後、さらに多くの青年が中國(guó)の工蕓美術(shù)業(yè)界で活躍するようになるだろう。多くの若者は、中國(guó)伝統(tǒng)文化を愛し、知らず知らずのうちに伝統(tǒng)文化の影響を受けているため、この事業(yè)に身を投じることで誇りを感じることができるだろう。私たちはその工蕓技術(shù)だけでなく、數(shù)千年にわたり伝えられてきた中國(guó)の文明の成果も受け継いでいる」とした。（編集KN）
「人民網(wǎng)日本語版」2022年3月4日
