第13期全國人民代表大會(全人代)第5回會議が5日に開幕し、政府活動報告の審議が行われた。5.5%前後と設(shè)定された経済成長率目標を、どのように見ればよいだろうか。
全國政治協(xié)商會議経済委員會の楊偉民副主任(委員)は、「経済成長目標の設(shè)定では直近の1年間だけを見るのではなく、前の年の基數(shù)や今後の持続可能な発展も考慮しなければならず、年度によって高くなったり低くなったりするという事態(tài)はできるだけ避けなければならない。おととしの國內(nèi)総生産(GDP)成長率は2.3%、昨年は8.1%で、このような高い基數(shù)に直面して、今年は成長率目標を適切に低めに調(diào)整したことは実際の狀況に合致している」と述べた。
中國國際経済交流センターの王一鳴副理事長(委員)は、「今年の経済成長率目標の設(shè)定は潛在的な経済成長レベルにより接近するものとなった。中國のGDPはすでに114兆元(約2070兆円)を突破しており、このような規(guī)模でありながら5.5%前後の成長率を維持できるということは非常に素晴らしいことであり、また世界経済の局面が深く踏み込んで調(diào)整される中で中國が発展の主導(dǎo)権を掌握する上でもプラスに働く」と述べた。
清華大學(xué)経済管理學(xué)院の白重恩院長(委員)は、「一定の成長率を維持する中では、発展の質(zhì)により重視しなければならない。たとえば雇用は十分か、物価は安定しているか、企業(yè)の経営環(huán)境に対する見方はどうかなどだ。同報告はこれらの指標についても設(shè)定しており、経済の『品質(zhì)』が成長率の変化によって低下しないようにしている」と強調(diào)した。
北京大學(xué)國家発展研究院の林毅夫名譽院長(委員)は、「経済成長率目標の設(shè)定は発展の指針であり、経済発展の方向性をよりよく誘導(dǎo)し、成長のポテンシャルをよりよく発揮させることができる。今年は信頼感を安定させ、予想を安定させることが何よりも重要であり、信頼感をしっかり安定させ、成長のポテンシャルをしっかり引き出しさえすれば、中國経済は引き続き目覚ましい成績を上げることができる」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年3月6日