打楽器と管楽器の編成で演奏される「西安鼓楽」は、中國國內(nèi)でこれまでに誕生し、最も整った形で保存されている大型の民間器楽形式の1つで、「古代の交響楽」「中國古代音楽の生きた化石」などと稱えられる。
西安市にある大唐芙蓉園で撮影された大唐楽舞と東倉鼓楽が融合した革新的な舞臺劇「鼓」の舞臺寫真。(撮影?劉瀟)
西安鼓楽の楽譜は唐-宋時(shí)代の俗字による記譜法を今でも使用し、1千年以上にわたり、民間の音楽名人、音楽家、アーティストらが口伝えで楽曲の魂を伝承してきた?,F(xiàn)在、陝西省西安地區(qū)で活動(dòng)する鼓楽社は6社だけとなり、東倉鼓楽社はその中の1つだ。同社は數(shù)十年にわたり、伝統(tǒng)的スタイルで古代の楽曲を習(xí)い伝え、披露してきた。
2021年、唐時(shí)代の音楽と踴りのパフォーマンス「大唐楽舞」と東倉鼓楽が融合した革新的な舞臺劇「鼓」が上演され、これまでにない音楽編成、ストーリー性と娯楽性を兼ね備えたスタイルにより、「千年の生きた化石」に新たな生命を吹き込んだ。
西安市にある大唐芙蓉園で撮影された大唐楽舞と東倉鼓楽が融合した革新的な舞臺劇「鼓」の舞臺寫真。(撮影?劉瀟)
今年4月、東倉鼓楽社の若いメンバーがショート動(dòng)畫プラットフォームでオンライン中継を始めると、わずか2ヶ月でアカウントの登録者は4千人から40萬人近くに増え、視聴した人は2千萬人以上になり、インターネット全體の検索數(shù)は1億回を超え、中國國內(nèi)はもとより海外でもますます多くの視聴者が唐時(shí)代の響きに耳を傾けるようになった。
東倉鼓楽社を主管する斉興峰さんは、「今後、私たちのパフォーマンスは伝統(tǒng)的な鼓楽の定番曲を演奏するだけでなく、より多くの革新的なパフォーマンスも行なって、人々に気軽で楽しいスタイルで西安鼓楽に觸れてもらい、それが好きになってほしい。すでに習(xí)ってみたいという人がたくさん出てきて、私たちは鼓楽の継承に希望の光を見いだしている」と話した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年6月25日