王毅國務(wù)委員兼外交部長(外相)は18日、フランスのエマニュエル?ボヌ大統(tǒng)領(lǐng)外交顧問と電話會談を行った。新華社が伝えた。
王部長は「中國とフランスは世界の多極化プロセスにおける重要な安定化勢力だ。激しく変動している國際情勢、とりわけ一國主義と『ジャングルの掟』の臺頭を前に、中國は責任ある大國として、常に國連中心の國際體制、國際法に基づく國際秩序、國連憲章の趣旨と原則に基づく國際関係の基本準則の維持を堅持してきた。中國はフランス側(cè)との協(xié)調(diào)を強化し、平和的?安定的発展の維持のためにしかるべき貢獻を果たすことを望んでいる」と表明。
「ウクライナ危機は長期化と複雑化の様相を呈している。このような事態(tài)を世界の人々は望んでいない。中國は當初から和平交渉の促進を堅持しており、引き続きあらゆる努力を盡くして、停戦のために建設(shè)的役割を果たしていく。中國はマクロン大統(tǒng)領(lǐng)の積極的な仲裁努力を評価しており、フランス側(cè)が引き続き平和回復(fù)のために歐州の大國として獨自の重要な役割を果たしていくことを支持し、そうすることを信じる。ウクライナ危機の波及が、食糧やエネルギーの不足を招き、世界の回復(fù)?平和?安定に試練やリスクをもたらしている。習近平國家主席はグローバル発展イニシアティブとグローバル安全保障イニシアティブを相次いで打ち出した。中國はその実行について、フランス側(cè)と意思疎通を強化したい。中國はG20外相會合で、國際食糧安全保障協(xié)力イニシアティブも打ち出した。これはフランス側(cè)の『食糧と農(nóng)業(yè)の強靭化のための行動』イニシアティブと呼応し合い、より多くの國際的コンセンサスの形成を目指すことのできるものだ」と強調(diào)した。
王部長はまた「フランスがEUの中核的大國及び『トロイカ』の一つとして、中國?EU関係の健全かつ円滑な発展のために積極的な役割を果たし、中國?EU協(xié)力のポジティブリストを拡大し続け、エネルギー安全保障、炭素市場、グリーンファイナンスなど協(xié)力の新たなハイライトを作り、國連気候変動?xùn)樈M條約第27回締約國會議と生物多様性條約第15回締約國會議の第2段階會議の成功を共に後押しすることを希望する」とした。
ボヌ大統(tǒng)領(lǐng)外交顧問は、互恵?相互利益の原則に基づき、引き続きEU?中國協(xié)力を積極的に推し進める意向を表明。NATOが創(chuàng)設(shè)時の地理的位置づけを堅持すること、アジア太平洋地域への拡張の意図もないことを重ねて表明した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月19日