年越しで賑わう繁華街の広場にはネオンサインがキラキラと輝き、人気のレストランの前には長い行列ができ、商業(yè)施設(shè)やスーパーは買い物を楽しむ人たちでごった返している……。2023年がスタートし、各地で新型コロナウイルス感染癥対策が最適化されるのに伴って、消費市場が加速的に回復しつつある。
レストランの店內(nèi)飲食が大盛況
「外で食事をしようとみんなで午前11時過ぎに出かけたら、すでに人であふれかえっていた。どの店も40分から1時間以上も並ばなくてはならない。人気店の中にはお晝の番號札を配るのをやめていて、午後4時まで待って夕食の分の番號札をもらうしかないところもあった」。北京市民の張さんは元旦に伴う3連休(2022年12月31日-2023年1月2日)に外食したときの飲食店の盛況ぶりを振り返って、このように話した。
火鍋レストランの海底撈の関係責任者は、「元旦3連休には各地の店舗の回転率が12月に比べ目に見えて回復した。大晦日の12月31日が最近のピークで、連休2日目の1月1日は前年同期並みだった。支店のうち、北京、上海、杭州、西安、鄭州、合肥、深セン、成都、重慶、広州、南京などのエリアの店が特に好調(diào)だった」と話す。
食品デリバリーを手がける美団のまとめたデータによれば、元旦3連休の初日と2日目に、全國のレストランの店內(nèi)飲食でのオンライン取引額は前の週の2倍以上になり、中でも江蘇省と浙江省の取引額が230%以上増加し、店內(nèi)飲食消費が最も活発だったという。
消費が回復し活況呈す
北京市商務(wù)局が2日に発表したデータによると、23年の元旦3連休中、重點モニタリングの対象となっているデパート、スーパー、直営店、レストラン、ECといった業(yè)態(tài)の企業(yè)の売上高が35億3千萬元(1元は約19.2円)に達して、前年同期の83.8%まで回復した。市內(nèi)の重點商業(yè)圏52ヶ所の人出は延べ1218萬1千人に達した。
上海市商務(wù)委員會の発表したデータも同様に、元旦連休期間のうち22年12月31日-23年1月1日に、上海のオフライン消費額が120億元を超え、オンライン消費額は109億8千萬元に達し、消費が徐々に回復する様子を伝えた。
中國労働関係學院文化観光政策研究センターの呉若山副センター長は、「『セレモニー感のある年越し』によって生まれた新しい消費ニーズは、オンラインのネットプラットフォームを通じて、豊富な質(zhì)の高い供給とうまくマッチングし、消費者のいる場所での消費だけでなく、離れた場所での消費も牽引できる。各地方で消費促進政策が加速的に実施され、オンラインとオフラインのマーケティングツールが絶えず刷新されるのに伴って、2023年を通じて消費市場は回復傾向が続くだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年1月5日