どの街にもそこでしか味わえないご當(dāng)?shù)廿哎毳幛ⅳ毪猡韦坤⒑鲜¢L(zhǎng)沙市と言えば、何といっても獨(dú)特な香りが特徴の「臭豆腐」だろう。人民網(wǎng)が報(bào)じた。
長(zhǎng)沙臭豆腐(撮影?袁蒙)。
大豆を選別し、水に漬け、すりつぶし、濾過し、煮て、その後発酵させて「臭豆腐のタネ」となる豆腐を仕込む。にがりに漬けられた豆腐から漂ってくるのは、思わず鼻をつまみたくなるような強(qiáng)烈な臭いだ。
しかし、経験豊富な臭豆腐職人の目には、その真っ黒な豆腐は、それぞれの個(gè)性を持った「臭豆腐のタネ」に映る。
色や形、香り、觸った感じなどをチェックし、職人は最もおいしい豆腐を見つけ出す。厳選された豆腐だけが、熱した油の入った鍋で揚(yáng)げられる「資格」を有し、表面がカリッとした美味しい臭豆腐に変身する。
黃興路の歩行者天國(guó)に立つ鄧麗麗さん(撮影?袁蒙)。
年若い鄧麗麗さんは、臭豆腐職人で、その食べ方にはこだわりがある。鄧さんはまず揚(yáng)げたての臭豆腐に穴を空け、そこにスープとピリ辛ソースをかけ、最後に、コリアンダーと大根の漬物をのせて出來上がり。揚(yáng)げたての臭豆腐の表面はカリッとした食感で、中は柔らかく、口の中に入れるとその旨みが口の中に広がり、その美味しさは癖になる。
鄧麗麗さんの店の前で記念寫真を撮影する女性(撮影?袁蒙)。
鄧さんが働く臭豆腐の店は、長(zhǎng)沙市の繁華街の1つである黃興路の歩行者天國(guó)にある評(píng)判の店。今年の春節(jié)(舊正月、今年は1月22日)期間中、「人情味あふれる長(zhǎng)沙」が満を持して復(fù)活。全國(guó)各地から観光客がやって來て、大きな経済効果をもたらした。鄧さんによると、春節(jié)期間中は、1日に1萬人分の臭豆腐が売れ、長(zhǎng)蛇の列が道の向かい側(cè)まで伸びたこともあったという。
「長(zhǎng)沙は気性が激しめな性格の人が多く、油で揚(yáng)げたサクサクカリカリした食べ物が大好き。臭豆腐は、長(zhǎng)沙を代表するご當(dāng)?shù)廿哎毳幛?つと言え、地元の人だけでなく、他の地域からやって來る観光客の間でも大人気だ」と鄧さん。
こじんまりした店の中で、鄧さんは1日中、鍋の前に立ち、臭豆腐を揚(yáng)げている。根っからの「湖南っ子」である彼女は、「湖南スピリッツ」の體現(xiàn)者とも言え、「お客さんに、『ここの臭豆腐は本當(dāng)においしい』や『長(zhǎng)沙に來て良かった』と言ってもらえるたびに、ほっこりした気持ちになる」と話す。
長(zhǎng)沙の人々に常に寄り添ってきた臭豆腐の獨(dú)特な香りは、長(zhǎng)沙に來る人々の記憶にも刻まれ、人情味あふれる長(zhǎng)沙市の最も生き生きとしたシンボルになっている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年2月23日