米日韓は最近、3ヶ國(guó)間の軍事協(xié)力を強(qiáng)化し続けている。対潛、ミサイル迎撃、捜索?救難、海上迎撃などの軍事演習(xí)を集中的に行っている以外にも、情報(bào)共有制度を進(jìn)め、「スリーアイズ」の構(gòu)築を日程に上げている。米日韓の軍事同盟関係が、地域の國(guó)々の陣営化や対立化という緊張した雰囲気を高め、地域の安全保障情勢(shì)に重大な打撃を與えるのは必至だろう。(文:陳岳、張?jiān)拢架娛驴茖W(xué)院>、解放軍報(bào)掲載)
第1に、陣営化?分?jǐn)嗷蚣铀伽?、地域に新たな対立のブロックを形成する。米日韓の軍事的一體化の加速は、北東アジア地域における米國(guó)の重要な戦略的目標(biāo)だ。昨年2月に米國(guó)の打ち出した「インド太平洋戦略」は、米日韓の協(xié)力の強(qiáng)化に一章を割き、3ヶ國(guó)協(xié)力の重視をはっきりと打ち出した。昨年5月の米韓首脳會(huì)談、米日首脳會(huì)談はいずれも、3ヶ國(guó)の協(xié)力強(qiáng)化、緊密な連攜の重要性を共同聲明で強(qiáng)調(diào)した。米國(guó)に後押しされる形で、韓日は多國(guó)間の枠組みを通じて関係上の障害を解消し、実質(zhì)的な協(xié)力の実施を試みている?,F(xiàn)在、両國(guó)関係は表面上一定の緩和を見(jiàn)せている。韓日は第3者による賠償案で合意し、第2次大戦時(shí)の日本による労働者強(qiáng)制徴用問(wèn)題を解決した。また、輸出規(guī)制措置についても協(xié)議を行い、韓國(guó)は軍事情報(bào)包括保護(hù)協(xié)定の履行終止を撤回する計(jì)畫(huà)だ。米日韓が一體化した同盟を形成すれば、北東アジアに陣営対立をもたらす可能性が高い。
第2に、軍拡競(jìng)爭(zhēng)を激化し、地域の安全保障情勢(shì)に影響を與える。米日同盟、米韓同盟の高度化とモデル転換は、米國(guó)による大國(guó)間競(jìng)爭(zhēng)と「インドアジア戦略」に資することを目的としている。このため、米國(guó)は米日韓の軍事力の統(tǒng)合的運(yùn)用の推進(jìn)を加速し、日韓の軍事力増強(qiáng)に対するくびきを緩めてきた。経済力、科學(xué)技術(shù)力、そして軍事的潛在力をもってすれば、韓日には短期間で軍事強(qiáng)國(guó)となり、一定の「成果」を挙げる能力がある。韓國(guó)が発表した「國(guó)防革新4.0」計(jì)畫(huà)と「2023-2027年國(guó)防中期計(jì)畫(huà)」では、軍事費(fèi)を年6.8%増額するとともに、「韓國(guó)型3軸作戦システム」の構(gòu)築を強(qiáng)化し、武器?裝備品の研究開(kāi)発と就役を加速するとともに、米國(guó)から軍備を調(diào)達(dá)するとしている。日本は「國(guó)家安全保障戦略」「國(guó)家防衛(wèi)戦略」「防衛(wèi)力整備計(jì)畫(huà)」という安全保障3文書(shū)を決定し、軍事費(fèi)をGDPの2%に倍増する方針を打ち出し、軍拡の歩みをさらに加速している。最近、日本は「イージス艦」8隻を改修し、米國(guó)の「トマホーク」を搭載する方針を宣言し、軍事戦略の外向性と攻撃性がますます顕著になっている。米國(guó)が韓日の「軍事大國(guó)化」を利用するのは、両國(guó)を自らの軍事戦略につなぎとめて、地域の國(guó)々に対する戦略的牽制を強(qiáng)化するためだ。
第3に、波及効果が広がり、世界の平和的発展にとっての障害が増える。米國(guó)の世界戦略は長(zhǎng)年、ゼロサム思考と二元論的対立思考に満ちたものだった。米日韓の軍事的関係を強(qiáng)化し続ける中で、米國(guó)は意図的に韓國(guó)と米日印豪の「クアッド」への參加を後押してきた。將來(lái)的に、米國(guó)が米日韓同盟を核心として「アジア太平洋版NATO」を作る可能性は排除できない。また、米國(guó)には韓日に対する核規(guī)制を緩和する意図があることにも注意すべきだ。今年1月、韓國(guó)の尹錫悅大統(tǒng)領(lǐng)が「自主的核武裝」論を打ち出すと、一部の政治屋がこれを焚き付けて、「核兵器によって核兵器に対抗する」ことで「朝鮮半島の核兵器バランス」を?qū)g現(xiàn)すると喚き立てた。日本のほうも長(zhǎng)期間にわたり大量の機(jī)微な核物質(zhì)を保有し、「非核三原則」を破ることを試み、米國(guó)との核シェアリング、さらには核保有を望むという危険なシグナルを発している。こうした危険な行為が、地域情勢(shì)の激動(dòng)のリスクを高めることは間違いない。
米國(guó)は北東アジア地域において長(zhǎng)年にわたり軍事的プレゼンスを維持し、軍事的投入を強(qiáng)化し続け、地域における軍事的対立の主導(dǎo)権を掌握することを企てており、韓日両國(guó)の一部の政治屋も利己心からこれを煽っている。こうした無(wú)責(zé)任な挙動(dòng)は、陣営対立と地域の分?jǐn)啶颏猡郡椁?、アジア太平洋地域の安全保障と発展の環(huán)境を損なうだけであり、強(qiáng)く警戒する必要がある。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年5月8日