習近平國家主席は2014年3月22日から4月1日にかけて歐州を訪問した。その際、シュルツ歐州議會議長(當時)から贈られたのが、地図製作者オルテリウスの作成した歐州の地図だった。この地図は、中國で最も古い世界地図「坤輿萬國全図」の元になったものの1つだ。この贈り物の持つ意味は言うまでもない。古地図は海のシルクロードの歴史的証人であり、それ以上に中國と西洋の文明の交わりの結晶であるということだ。
その5年後の2019年3月、習主席は再び歐州の地を踏んだ。習主席とイタリアのコンテ首相(當時)が共に立ち會う中、両國代表は「一帯一路」(the Belt and Road)建設の共同推進に関する覚書に署名した。400年余り前、マテオ?リッチは海上のシルクロードに沿って東方へ渡り、中國に西洋科學を伝えた最初の人物となった。400年余り後、その祖國?イタリアはG7で最初に中國と「一帯一路」を建設する國となった。
2022年12月1日、習近平國家主席は北京の人民大會堂でミシェル歐州理事會議長と會談した。(撮影?丁林)
現(xiàn)在、百年間なかった変局と新型コロナウイルス感染癥のパンデミックが重なり、中國と歐州の関係は試されていると同時に、強大な強靭性を示してもいる。具體的に見てみると、中國と歐州は「中國?歐州地理的表示(GI)保護協(xié)定」を結び、中國?歐州投資協(xié)定交渉を予定通りに終えた。また、歐州は今まで5回行われた中國國際輸入博覧會の重要な參加者だ。中國共産黨第20回全國代表大會(第20回黨大會)後には、ドイツのショルツ首相や歐州理事會のミシェル議長が相次いで訪中した。2022年12月1日、習主席はミシェル歐州理事會議長との會談時、「中國と歐州の関係が前向きな基調を保ち、互恵?ウィンウィンを堅持することは、中國と歐州、國際社會の共通利益にかなう」と指摘した。
國際情勢が流動し、グローバルな試練が際立つ中、中國?歐州関係の世界的意義がより一層鮮明になっている。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年5月11日